ダレイオス さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
終盤はご都合主義全開なのは痛いが、終わってみると結末は納得出来た。
まず見て思うことは、メインのキャラの女の子が子供向けな感じのキャラデザインで
深夜アニメにしてはゆるい感じの作画に見えました。
作風は深夜アニメて感じではないですね。
ただし、裸のシーンがあるので内容は深夜アニメかなと思います。
設定は刑事もの要素を含めながら、女の子が変身して悪霊と戦う要素があり
その2つで出来ているかなの開始です。
主人公の「まとい」が変身して戦い。父親が刑事てのはわかりました。
やっていることは女の子が変身して戦うジャンルのそのものかな
大きく変化球を入れてきている感じはしないですね。
他の変身キャラの女の子が出てきたり
この手のジャンルとしてはオーソドックスな作りでした。
ただ、作り自体はオーソドックスだけど
意外に微エロなどの萌えイベントが多くそのシーンは印象的に残りました。
コメディにもなっているので楽しめましたね。
「まとい」の微エロシーンで恥ずかしがっている所とかは可愛かったと思います。
全体的にも、「まとい」は恥ずかしがっているシーンは可愛いことが多かった。
「まとい」は実の父親を君付けで呼んだり
キャラの関係性は普通とはチョット違うので
「まとい」と父親の関係とか気になる部分が多く続きは気になったかな
ストーリーは設定が色々追加されて結構複雑だったな24個の多次元世界あるとか
「まとい」の家庭環境とか、親友の話とか
何らかの組織とか存在しているとか、刑事ものぽい部分もあり
色々散らかっていたと思う。
説明はされているのでちゃんと聞いていれば
敵勢力、味方勢力はどういうものなのかは理解出来たけど
敵勢力の目的が最初は不明なので
個人的にはいまひとつ敵勢力は魅力には見えませんでした。
一応敵勢力は何者かは説明はされてますが説明だけなので感情移入しづらいし・・・
そしてストーリーの中身は薄いので面白いストーリー展開では無かったかな
刑事ものぽく見えたけど実際は刑事ものとしての面白さはなかったし
個人的にはどうも不発でした。
丁寧やじっくりというよりはひたすら薄味なので
見ていて単純に面白くはないですね。
ただでさえ、よくある変身ものストーリーで差別化が必要だと思うのに
個性がないので見ていて辛かったな
他の変身キャラの子だって立ち位置的にはよくいるキャラなので
どうも面白い設定、展開とかはなかったな
「まとい」の友達の「ゆま」の秘密についても急に判明しちゃったし
唐突な感じも多かったです。
戦闘になると、独特の空間で戦うのもこの手のアニメにありがちだし
オジリナリティーは少ないな、それで戦闘が面白ければいいのだけど
技にどれだけの威力があるとか、そういった概念がなく
戦闘シーンは工夫とかはないのでただ戦っているだけで
どうも面白くはなかったな敵勢力は魅力的でないのもあるし
ようやく見れるようになるのは8話以降かな
ここでようやく話が動き始めまとめに入るので段々見れるようになっていきました。
「まとい」の家庭環境とか序盤に触れていたので
徐々にそれが解決の方向に動いていっていい話かな?と思えるようになりました。
「まとい」が父親に対して色々心配したり感謝している気持ちは伝わってきたし
父親も母親がどこかに蒸発してしてしまったために1人で生きていかなくてはならず
仕事に没頭して娘である「まとい」に色々迷惑をかけてしまったことに後悔をしたりの気持ちは伝わってきたし
他にも「まとい」が色々無理をしているのを見て心配しているのも
いい親子関係だな・・・には見えたので段々良くなっていったと思う。
ただ、ストーリー自体は説明だけで急展開するので
作りが1クールアニメなんだなとは思いました。何か雑ですね。
それでも、ストーリーにある程度の流れがあるのはわかるし
序盤の流れから、この展開は予想は出来たし
終盤やろうとしていることは「まとい」の序盤からの願いとブレはなかったし
仲間達と協力して敵を倒す展開とか
やっていることは悪くなかったと思う。
終盤はご都合主義全開で理由付けなしで突き進んでたし
多分死んだど思われる敵が生きていたりとか、どうも適当だなと思うケースは多く
気になる伏線も謎も放置しているし
見ていて雑だな・・・とは思う所が痛いが
終わってみるとスッキリはしているし「まとい」の
願いと目的は達成していてストーリーの軸はブレてはなかったのは良かったと思う。
序盤からの流れならこの終わり方は納得は出来るかな
キャラについては「ゆま」と「まとい」と父親は良かったし
いい子だし好きになれるキャラだったのですが
それ以外がどうも空気だったし敵が魅力的ではなかったのが痛いかな
海外の組織のキャラいたけどどうも存在感がないのが痛いな
その点を考慮するとキャラの扱いはなんとかしてほしかったな
作画については元々キャラデザインが崩れ気味な感じなので
作画は多少の乱れでも普通に気にならずに見れましたね。
前半は比較的綺麗だなと思いながら見てましたが
終盤はチョット乱れている回がいくつかあるなと思いました。
やっぱり後半はキツイようですね。
キャラデザイン自体は好みでした。
可愛い感じに仕上がったデザインだと思います。
戦闘シーンもそこそこ動いていたし迫力もあり演出は頑張っていたと思う。
声優さんについては「まとい」役の諏訪さんは声も合っていたし
演技も自分好みでした。母親や父親に対しての思いは伝わってきました。
「ゆま」役の大空さんも元気な子の役としては良かったし
印象にも残りました。男性キャラも渋い声やカッコイイ感じは良かったし
個人的にはバッチリなキャスティングでした。
「まとい」は可愛かったしキャラ萌えとしてなら楽しめたし
コメディも悪くはなかったと思う。父親との関係も好きでした。
ただ、ストーリー自体は中盤まではひたすら薄味だし
このアニメ独自の要素がなくて面白くはなかったです。
8話以降段々見れるようになりました。
終盤は雑なストーリー展開だとは思ったけど
しかしながら終わってみるとスッキリはしているし「まとい」の目的は達成しているので
ゴールとしてはありなんだろうと思う。