「ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校(TVアニメ動画)」

総合得点
80.0
感想・評価
630
棚に入れた
3362
ランキング
477
★★★★★ 4.1 (630)
物語
4.1
作画
4.1
声優
4.0
音楽
3.9
キャラ
4.1

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

1クール、1試合のみという贅沢さ

 原作は未読。
 10話とはいえ、1クール丸々1試合のみを描くという贅沢かつ濃密な印象の作品。
 この構成には逆に中だるみしないかという不安な感も視聴前にあったが、だれることもなく、
最後まで手に汗握る熱い展開が楽しめた。

 チームとしての組織力、そして奇策でもなんでもやる、なりふり構わない烏野と個の力に絶対の
信頼を置く白鳥沢という対称的なぶつかりあいが試合をより面白くしていたような感じ。
 ただ、いずれも攻撃型チームゆえに正面切っての殴り合いのような熱さも感じる。
 5セットマッチで最後までもつれこんだ試合ゆえに、試合展開は一方的なものではなかったが、
それでも最後に烏野高校が勝った瞬間、当の烏野も含めて皆が驚いていたのは、負けるイメージが
湧かないぐらい白鳥沢学園高校の強豪としての印象が強く、それゆえに改めて烏野が凄いことを
やってのけたということがよく判る演出。

 主人公格の日向 翔陽、影山 飛雄以外の烏野メンバーにもそれぞれ見せ場があり、皆が主人公と
いった印象だが、本作では特に印象が残ったのが月島 蛍。
 作中でも言われていたようにこの試合でバレーボールにはまったようで、クールな彼が熱く
雄叫びを挙げる様はチームメイトと同じく、視聴している身としても驚いた。
 烏養 繋心コーチが言っていたように、この試合に関しては彼がMVPと言うのも納得。

 この烏養コーチ役の田中 一成氏が死去されて、途中で江川 央生氏に変更。
 遺作となってしまったわけだが、最後のセリフが「下を向くんじゃねえ!」という烏野メンバーを
叱咤激励するもの。
 偶然だろうが、メタ的に田中氏自身の最後の言葉にも思えて、なんとも言えない気分になって
しまう。
 キャストと言えば赤崎 千夏氏の場内アナウンスの「女子校生がボランティアでやってます」的な
素人っぽさが個人的には凄くツボ。

2019/04/28

投稿 : 2019/08/17
閲覧 : 353
サンキュー:

6

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