DEIMOS さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
有名ライトノベルの完璧なアニメ化。
当時オタクの中では涼宮ハルヒの憂鬱はちょっと名の知れたライトノベルだった。それを、京都アニメーションは完全な形で、ファンの期待以上のアニメ化を成し遂げ、社会的ブームを巻き起こした。この実績によって、京都アニメーションは一気に名を挙げ、その後、次々と名作を世の中に送り出すことになる。
バラバラの時系列でのシナリオ構成とハルヒダンスが最大の特徴。前者は、当時演出を手がけていた山本寛の影響もあるのだろう、まだ京都アニメーションに「幼さ」が見えた時代、ファンには逆にそれを楽しむ風潮があったように思う。後者は、その後、EDにダンスシーンを持ってくるアニメが多発した。それが、現在の「踊ってみた」文化の下地になっているのだろうと推察。
京都アニメーションのターニングポイントとなった最大のヒット作品だろう。