ねいばー さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
辞書を買いたくなる作品
辞書の出版という、一見わけのわからない題材をもとに
とてつもなく面白い作品になっている。
そんな題材なだけあって、今までにない面白さがある。
仕事の本当の面白さ、働くことの意味、人の生き方がしっかり伝わってくる。
社会人1年目になって、働きはじめてみたから余計思ったのかもしれない。
ノイタミナの話数が少ない枠にぴったりおさまる作品で、
短すぎず長すぎずちょうどよかった。
キャスティングは何一つ非の打ち所がないものだった。
違和感は何一つなく、声優の存在を感じさせないできだった。
神谷浩史はさすがに声質的に違和感があったけど、
キャラクターの性格に合った声だったので、それはそれでよかった。
この作品は何よりキャラクターがよくできている。
主人公の変人具合がとてつもなくいい。
松本さんの徳のある感じが超いい。
他のキャラもしっかり役割があって、誰一人無駄なキャラクターはいない。
作画はあんまりうごく作品じゃないので、特筆することはない。
ただ、ちょっと線がてきとーな感じがする場面が1話だけあったり、
言葉を題材にした作品なのに、作中に登場する文字のフォントがあまり
美しくないように感じたのが残念。
OPだけちょっと挑戦的な感じだったけど、そこまでおかしくはなかった。
アジカンとかああいう曲のほうが良かった気がするけど。
間違いなく見て損はない作品だった。
というか、観ることをおすすめしたい作品。