STONE さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 1.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
絵はあれだけど。。。
原作は未読。
CG作画がひどく、中盤以降は少しましになったが、序盤は本当にひどい。あとカメラワークが
全体的に上手くない。
自分はあまり作画にうるさく言うタイプではないが、劇場公開版の後を受けてのこれは
ちょっと・・・という感じ。まあ劇場公開版とテレビシリーズとではクオリティに差があることは
多々なのは充分承知なんだけど。
絵はおそまつだが、ストーリー自体は原作力の強さか、かなり引き込まれるものがある。
内容的には劇場公開版の続きで、使徒を始めとする人以外の存在の登場が増えたために、
ファンタジー感はかなり増した感じ。
まずガッツがとにかくカッコよく、巨体に大剣を始めとする様々な武器を装備したその佇まいに
魅せられる。彼が登場する時に平沢 進氏の劇中歌「灰よ」が流れる展開はもうワンパターン
なんだけど、時代劇の美学に通じるようなお約束のカッコ良さが。
一方、キャスカの方は幼児退行してしまい、黄金時代の面影は見る影もない。それ自体は悲劇
なのだが、その幼さに一種の可愛らしさを感じてしまうことも。
他にも多くの新キャラが登場するが、様々な陣営があるようでこの複雑な状況が今後の展開を
期待させてくれる。
ガッツを始め、カッコいいキャラはそれはそれでいいが、ニーナやファルネーゼのような人間の
弱さを象徴するようなキャラも印象深い。ルカのようなキャラは魅力的だが、こんな悲惨な状況の
中、一般人で彼女のような矜恃を持ったキャラはむしろまれで、ニーナやファルネーゼは一般的
感覚の体現者として、それはそれで大事ななんじゃないかと。
これまでの作品になかったコミカルな演出があったのも印象的。
2019/01/15