DEIMOS さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
泣きゲーの秀逸なアニメ化、さすが京アニ。
2期44話をかけてクラナドは完結する。これを東映アニメーションのように90分の映画にまとめるようなことは決してできないし、それをやってしまったら、クラナドの良さが出ない。
クラナドやAir等、keyの泣きゲーの特徴は、たわいもない日常を描いて、キャラクターの魅力を掘り下げて、そんな世界がいつまでも続けばいいのに、と視聴者(プレーヤー)を没入させてから、一気に不幸を畳み掛けて泣きを誘発する手法。したがって、前振りが長ければ長いほど、最後の感動のインパクトは大きくなる。
そういう意味では、AS8話までが助走。AS9話以降、一気に話が動きだす。ここからが非常に面白い。恋愛アドベンチャーゲームで結婚、出産、子育てまで描くって!?最後は、うさぎドロップのようなテイストになって、ラスト2話で涙腺崩壊っていうパターン。まさに人一人の人生を追体験したような気分になれる。
最終話は、もう少し解説があってもいい。ここで、幻想世界(少女とロボットが出てくる世界)の伏線が一気に回収されるので、それまでもちゃんと幻想世界のシーンを見ておいた方が良い。こういった伏線回収カタルシスも本シナリオの面白さの一つ。
作画は、1期よりもキャラクターのkeyぽさが抜けて、かなりマイルドな絵柄になっていて、良い。全体的にクオリティが格段に向上。特に、堀口作監回は、彼女がキャラデザを手がける他のアニメのような顔になっている。(けいおん、たまこまーけっと等)スポーツやギャグのちょっとしたシーンで凄い枚数を使って書くあたり、京アニの余裕を感じさせる。