DEIMOS さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:途中で断念した
90年代の少女向けロボットファンタジーアニメ。
90年代の名作を見返そうと改めて本作を見てみたが、中世風の世界観にロボットバトルが入る雰囲気にどうも違和感を感じてしまった。
ロボットアニメ×少女漫画(主人公の女子の周りに美形男子がいっぱい)のコンセプトが「分かり易すぎる」。その後、動物化したポストモダンの中のあらゆる構成要素の組み合わせが試され、再生産されてきた昨今、組み合わせの技術が陳腐に見えてしまう。
要すれば、全く新しい試みによる始祖的な作品(例:ガンダム、あしたのジョー、ベルサイユのばら等)は時代を超えるが、既出の組み合わせによるパロディ的作品は時代を超えない、ということだろう。そういう意味では、本作が、十分に世代を超えたファンを獲得できていないのも頷ける。
赤根監督の最大の名作は、こちらではなく、「ノエイン」だろう。ただし、作画面では、さすがのサンライズ、素晴らしい作画を披露しているので、その点は楽しめた。
7話で視聴を断念。