えたんだーる さんの感想・評価
3.7
物語 : 2.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
なぜ、この原作を選んだ…?
※2017.11.7: レビューを一部改訂。
同タイトルのライトノベル『犬とハサミは使いよう』を原作としたアニメ。アニメ化部分については原作既読ですが、4巻くらいで読むのはやめてしまいました。
本好きの高校生である春海和人(はるみ かずひと)が銃の乱射事件に巻き込まれ死亡。しかし「本を読みたい」というこの世への未練から転生、ただし犬に…という荒唐無稽なお話。
そしてアニメ1話目でのエピソードを経て、人間をやっていた頃からファンだった女性作家である秋山忍(本名: 夏野霧姫(なつの きりひめ))の飼い犬になります。タイトルの「犬」の方はここから。
そしてもう一方の「ハサミ」ですが、これはヒロインの霧姫が普段から太腿に装着したホルダーに入れて携帯している、金属をも切断する脅威のハサミ「ハサ次郎」から。
そんな本作ですが、原作からしてダメなところなんですが秋山忍がベストセラー作家であるということに説得力のある描写がまったくできていません。たまに「執筆勝負」とかやってますが、それって作家性は関係ないよね…とツッコみたくなるようなバトルしかやりませんし…。
「本が好き」ということでいえば、『バーナード嬢曰く』あたりを観る(読む)方がよほど楽しいと思います。
キャラクターデザインはわりと良いと思いますし、作画がダメとかもなかったと記憶しています。
…原作の選択以外にはアニメ化に罪はないと思いますよ、たぶん。
あ、でも主人公のヤンデレ飯マズ妹である円香ちゃんの持つ「鮪喰(マグロイーター)」がアニメで動いているのを観られたのはちょっと嬉しかったり…(笑)。