lll1 さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
もっと増えろ、純粋なドラマ作品。
たぶん初めてアニメの感想書くと思う。
最初に、観終わった感想としては良いアニメでした。こういうドラマ作品大好きです。コメディーとか、ファンタジー要素とか無くていい。
ストーリーは特に文句なし。あくまでも久美子にしか視点を置いていないのが個人的にとても好きでした。久美子がいないシーンとかあんまり描いてなかったと思う。久美子についてよく知れるので良いと思います。
5話の演奏シーンは「よくやったな」と思いました。前シーズンの演奏シーンは久美子の心の声が入ってて、それが余計だなと感じてました。今回はそれがなくてとても良かった。
そして9話だったかな?のエンディングがとても好きでした。最終話を除いたこの話だけ、エンディング曲(終わり方)がいつもと違ってました(5話もだったかな?)。もっとこういうのが日本のアニメは流行るべきだと思う。日本のテレビドラマはあまり観ないので何とも言えませんが、海外のアニメやテレビドラマってオープニングは基本的にみんな一緒なんですけど、エンディングは毎回違うことが多い。始まり方は同じでいいけど、終わり方はそれぞれ違うっていうのはとても良い演出だと思ってます。悲しく終わるときもあれば、ハラハラした気持ちで終わるときもあるので、それに合ったエンディング曲を選ぶべきだと思う。それで、話を戻しますが、9話の終わり方はとても好きでした。けれど「次の曲が始まるです」はいらなかったかな。
サウンドトラック、BGMで良いのかな。劇中に流れる曲にボーカルがいなかったのはとても良い。映像作品における基本的なところが分かってる。
それから、この作品の不満を少し。
まず登場人物。正直いらないキャラクターがいると思います。いなくても、この作品十分成り立つなって。久美子の同級生の子、本当にいりますか?そんなに出て来ないし、カリスマ性もないし。そんなんだったら先輩たちをもっと濃く描いた方が良かったんじゃないかと思いました。
次に声優。東山奈央と茅原実里の演技もうちょっとどうにかならないかな。この2人は本当に下手だったと思う。黒沢ともよは、演技は上手いです。けれど、声が安定してない。たまに「誰?」ってなるときがある。そして今シーズンの何話かがずっと鼻声だったのも気になりました。ソフト化の際には再収録とかされるんでしょうか。あとナレーションが…。ぎこちない。わざとなのかも知れないけど。
次に、不満ではないんだけど、理解できないところがありました。私は音楽をやっていないので何とも言えませんが、人の演奏を聞いて、「気持ちが悪い」「吐きそう」っていうのが理解できなかった。あの2人のエピソード自体は好きなんですけどね。ちょっと感情移入しづらい。けっこう急に登場したキャラでもあるし。
演出には若干の不満があるかな。もっとこう、映像面で驚かされるようなところがあっても良いし、シーンの切り替わりとか、その話の終わり方とか、もっと演出・魅せ方を磨けばさらに良い作品になれると思う。そういうところがあると記憶に強く残る。
最終評価は 6 / 10点です。