人 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
漢字嫌いは画面を見なければ見れる
漢字嫌いです。2回あきらめました。
でも、3回目で漢字を流して読むか画面外に目をやる癖をつけたら、ストーリーは面白かったので十分に見れるレベルになりました。音楽は最高とまでは行きませんが、かなりよかったと思います。
ヒロインごとにOPは変わり、どれもキャラの個性が出たいいできだと思います。花澤さんの恋愛サーキュレーションは10話を見たその数秒後にダウンロードに移り、いまやiPodで一番最初に流れる歌になりました。「これを聞かなきゃ一日が始まんねえんだよ!」って感じです。音程など、普通だったら気になるのでしょうが、かわいくてかわいくて何もいえません。きっと聞いてるところの写真撮られたら恥ずかしいだろうなw
神原のambivalent worldはベッドの中で聞いいているとランニングに行きたくなるような曲です。元気になりたいときに聴くといいでしょう。
他の4曲(だったっけ?)も相当なできでした。
主人公は鬼太郎の髪を黒く塗ってアホ毛をつけたような外見で、鬼太郎の特殊能力の変わりにおもしろい言語能力がついた阿良々木暦という名の高校生です。
物語の構想としては主人公の身の回りでは怪異とかいった不思議な現象(以降:「ふしげん」)がコナンが殺人事件と出会うようなペースで起きます。そういった「ふしげん」を解決しようと頑張る優しすぎる主人公と自他共に認めるツンデレのストーリーです。
みどころは僕が考えるに3つあります
1つは「ふしげん」です。
「ふしげん」が出てくるときは画面内の漢字がいい感じにうごめいて視聴者の想像力を掻き立てます。「ふしげん」が出てくるときのちょっとした怖さが「ふしげん」を解決したときの喜びを倍増させます。映像では現せないグロさを見事に視聴者の脳内で表現しています。漢字嫌いにとって漢字がうごめいていることほどグロいものはないので、素晴らしい演出だと思いました。
2つめは主人公と他のキャラの会話のやり取りです。
個人的に一番大好きなのが2番目のヒロイン、八九寺真宵と主人公のやり取りです。誰にでもお勧めできるかなり面白い、一度はみんなやってみたくなるやり取りだと僕個人は考えています。他にもメインヒロインである戦国ヶ原ひたぎ(俺の中では千石だがきっとこいつなのだろう)の毒舌に返す主人公のせりふ。3番目のヒロイン神原のエロさと笑いを積極的にとりにくる姿勢に対しての主人公のツッコミが個人的には面白かったです。
3つめは2つ目にも共通して言えることでしょうが、キャラの濃さです。
簡単に整理すると
阿良々木暦 → ツッコミ担当
戦場ヶ原ひたぎ → 毒舌担当
八九寺真宵 → ロリ&ボケ(?)担当
神原駿河 → エロトーク&こいつもボケ担当(?)
千石撫子 → 萌え&エロ&恥ずかしがり屋&ロリ担当
羽川翼 → 知的ボケ、説明担当
忍野メメ → 解決&うさんくささ担当
忍野忍 → ハルヒで言う長門役担当
主人公の妹たち→ 目覚まし&次回予告担当
こんな感じですかね。阿良々木君は国語の成績が悪いそうですがツッコミのときの語彙は半端じゃないです。四字熟語などがすらすら出てくるところは必見です。
見てない人は何度くじけてもいいので、最後まで見ましょう!くじけた人も見て見ましょう!世紀の大作を見逃しているかもしれませんよ?