うぃず さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
私はずっとこの街は楽園なのだと思っていた。
2017年の1本目は前から気になっていたこちらにしました。
結果、本当に良いアニメ始めが出来たと思います。
EDが伊藤真澄さんという時点でその世界観が想像出来るかもしれませんね。
ただし、このアニメには「恋愛」も「萌え」も「ギャグ」も「アクション」「魔法」といった今では必要不可欠となった要素は全く出てこないのです。
「キャラクター可愛い?」と云われれば「どうでしょう...?」。
「なら作画はどう?」なんて訊かれたら「たまに怪しいです」と正直に答えます。笑(*wikiにて確認したら、えらく酷い放送スケジュールだった様です...)
それでも、メンタルの弱い私の心に嫌でも沁み込んでくるリアリティ溢れた「心理描写」をここまで深く描いたアニメってなかなか無い気がします。
「グリ」という壁に囲まれた街には人々の他に、
羽根と光輪を司った少年少女達(通称:灰羽)が住んでいました。
その壁の向こう側が一体どんな世界なのか、ただ漠然と「灰羽を悪い物から守る為の壁」とは伝えられてはいますが、詳細は最後まで語られません。
そして「巣立ち」という形で街から消えていく灰羽。
それが一体何を意味しているのか?
こちらも詳細は語られません。
話数が進むに連れて真相は....明かされません。笑
でも察しの良い方は気付かれる方もいるでしょうね。
脳内解釈がかなり捗りますよ。
とはいえ、最終話の展開にはとにかく驚いてしまいましたし、
気付いたら涙がポロポロ出てきてしまいました。
こういう「どんでん返し」なら大歓迎。
{netabare} そうそう、これを観ながらふと「ANGEL BEATS!」の設定を思い出しちゃいました。{/netabare}
今年も駄文上等で申しわけございませんが宜しくお願いしまーす。