おぬごん さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
5話の演奏シーンはアニメ史に残るレベル
京アニこと京都アニメーションの力作の2期
タイトルにも書きましたが、この2期のピークは5話の関西大会の演奏シーンです
吹奏楽部一人一人の表情、仕草から真剣さと演奏への手応えが感じられる素晴らしい描写、アングル、そしてきめ細かい作画
それを支えるに余りある、説得力のある音楽
演奏が終わりタクトを振り切った滝先生のニヤリとした顔と、5話までの中心人物だったみぞれの言葉に思わず泣きました
みぞれ周りの人間関係も、青春モノとしても、百合としてもほんとに素晴らしく…それらが集約されたこのシーンは心に響きました
ただ、6話以降は緩やかな下降線を辿った印象です
6話から先の中心人物はミステリアスなあすか先輩なんですが、個人的に最後まであすか先輩に好感を持てなかったので…
進路関係とかヒステリックな親との関係とか、ああいう面をしっかり描いたところは評価したいですが…
(というかあの器用さと全国模試30位以内の頭と吹奏楽全国大会出場の経歴があれば、多少大学受験に失敗しても人生勝ち組待った無しだと思いますけど…w)
5話を超えるほどの力の入った演奏シーンは後半には無く、後半は人間ドラマ中心
青春部活モノという作品の色からも逸脱した感じのテーマが続き、やや肩透かしを食らった感がありました…