デリダ さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ハードボイルド×ロボットの西部劇風痛快復讐劇
頑なで不器用なヴァンの生き様に痺れる憧れるゥ!!!
他の方も仰っていますが、監督はスクライド、プラネテス、無限のリヴァイアス、コードギアスを手がけた方です。
それぞれテーマは違いますが、あえて言うならスクライドに似ていますね。
カウボーイビバップやシティハンターのような90年代のベタだけど重厚な物語の匂いを感じます。
ですがgun×swordの登場人物が全員バカなので、悟りをひらいたり、そういう哀愁とは全くの無関係です。
初志貫徹といえば聞こえはいいけど、バカなんですよね。
物語としては、
妻殺しの謎の男に復讐を遂げるため主人公の冒険を始める。
ヴァンが追いかける謎の男に連れされた兄を探すために
ヴァンを追いかけるように行動を共にするウェンディの二人で物語は始まる。
のですが!
このまま走っていっても既にそこそこのクオリティを
たたきだすものとなったんでしょうが、
中盤から事態は急展開(別の意味で)します。
スクライド好きは絶対見逃し厳禁の作品だと考えられます。
最近の作品によくあるようなテンプレ成長(主人公補正)みたいなものがなかったのです。
おそらく普通ならここでちょうど転換期がくるであろうと予想されるところで全くその兆候がない。
最終回のタイトルは「バカがヨロイでやってくる」なんですよね。
まさか、まさかの展開なかなか癖になります。