デリダ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ロボットに乗って腕立てや鉄下駄兎跳びなどをかます謎の熱血ロボットスポ根SFです!!!
ガイナックス伝説の初期作品としてovaながら不朽の名作と名高いトップをねらえ!
少し前ですが記念としてトップをねらえ!2も制作されましたね
この製作にあたる前年には王立宇宙軍オネアミスの翼が作られたりと
この頃はSF作品でガイナックスの名前が一躍有名になった時とも言えますかね。
この作品なかなか素晴らしい作品です。
男臭く謎の等身大リアリティ作品の(それが良いのだけど)王立宇宙軍とは違って
キャラクターはほとんど女の子だけ愛と勇気が明日を切り開く超王道SF作品です。
前者はアキラなんかの流れも感じられるのに対して
なんだか対照的なようにも感じますね、、この作品それだけじゃないんです
タイトルからして当時ブレイクした作品のもじりだったりすごい作品で
しょっぱなのノリも凄まじいです。
明朝体太文字や超展開などガイナックス節のオンパレードです。
学校で宇宙怪獣撃退用ロケットの搭乗員養成学校なんですが
なぜかロボット腕立て伏せや階段鉄下駄兎跳び、、、etc
バランス感覚、操縦スキル養うならともかく
なんだか違うんですよね、なんかすげー疲れてるし
ずっとこんなんが続くと思いきや、一話で終わります。
ここから一気に本格SFになります。
一気に世界スケール飛び越え宇宙スケールまで飛んでいきます。
製作年代がそうなのですがソ連の人とかもでてきたりして
未来の話なんだけどなあ、と。
生まれた時にはすでにソ連が消滅してた人間としては不思議な気持ちになります。
この後はもう怒涛の展開で胸を熱くさせます。
スポ根根性があれば主人公補正でどうにかなるはずの現実がどうにもならない。
人一人のスケールでは手に負えない現実や敵。
本当に守りたかったものが手から滑り落ちて行く、、、
なぜかこんなスケールまで来てもロケット発射は日本なんですけどねw
特に最終話は本当にすごいです。何がすごいのかっていうとちょっと
言っちゃうと本当にネタバレになっちゃうので何も言えないんですが
度肝を抜かれました。なので作画は文句なしの満点です。
さすが手書きアニメーター地獄の超作画クオリティ暗黒時代の幕開け、、、、
90年代近辺の作画は本当に見てて呻らさせられますが
このカメラワークでこのクオリティを要求する方もすごいなあと、、、
ストーリーが嵐のような怒涛の展開なので少しでも目を離すともう追いつけません。
見逃し厳禁の作品です。