※アニをた獣医師 さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
自分はどの世界の片隅にいるのか?
この世界の片隅、という意味を考えさせられた。自分も今生きているこの世界の片隅にいる、すずさんたちは、戦争というなか、その中で片隅の場所を生きていたんだ…
この作品をみて、前半は日常の生活、ほのぼのとしたところや、笑ってしまうところ、すずさんの成長と、嫁ぎにいってからの家族とのかかわり合い、そういうのがメインだったと思う。しゅうさくとの出合い、すずが北條家の人たちと関係を深めながら、日常の笑えるところ、笑顔は人を幸せにするという言葉が身にしみてわかった。
一変して、戦争が身近になってしまったすず…それでも自分の居場所である北條家の家族として、皆を支えていく。すずさんのドジで抜けているところはあるけど、そんな頑張りが皆を笑顔にする!すずさんはもうこの家族にはいなくてはならない存在となっていた。
そしてすずさんは再び哲と出会う。しゅうさくはそれを察したのか、やきもちもやいてたんだろうね♪ すずさんと哲が話せる時間を作った。哲は自分の行動が、すずさんを追い詰めたんじゃないか、とおもっていたが、すずさんはこれが自分の素直な気持ちだと、しゅうさくが大好きだと‼ あー、2828しちゃいますね♪ そのあと、しゅうさくはすずさんが普段見せない顔を哲に見せていたことでやきもちを(笑) あー、かわいすぎて禿げる!1122ですね♪
そして、また一変、すずさんの後悔、それはほん一瞬のことだった、自分が反対に手を繋いでいれば…もう少し早く気づいていれば…そばに隠れる場所があったら…そんな思いの中、はるみの死が自分のせいだと思ってしまう…そしてすずさんの右手、絵を描いてきた手、はるみを撫でていた手…それを失ってしまう…
もうこの場所で自分のできることはないんじゃないか?もう広島に戻るべきなんじゃないか?そう自問自答する…だがそんな中でも、しゅうさくはすずさんのことを愛し、そばにいてほしかったんだろう。何があっても、しゅうさくはすずさんを手放したくなかったんだろう、最愛の人を!すずさんは戻ろうとしていた、だが本心ではなく、自分をここにいさせてほしかった。哲がいっていた、「お前は変わらんでくれよ」
その言葉はすずさんの支えになっていた。広島に原子爆弾がおとされ、すずさんはどうしようもない気持ちになる、だがすずさんにできることは、その場所にいくことではない、すずさんには、もう居場所ができてしまったから…
そして終戦、すずさんは、今までなんのために頑張ったのか…皆の死は、どうすればよいのか、苦悩する、どうしようもなくなる…
だが、すずさんは踏み出さなければならない、すずさんはしゅうさくと新たな一歩を踏み出していくんだ!
すずさんとしゅうさくとのキスシーンとか、もうほんと禿げるよね! あー、ラブラブラーブ! 僕が式場建てます!
すずさんは、こうして、またいろんな人と出会いながら、みんなと暮らしていくんです! あー、これ続編みたいぞぉ♪やるんだっけ? はよはよ!
何度もみて理解を深めたいと思える作品でした!ありがとうございます!