やしうり さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
美しい日本の言葉を美しい声で…真面目とチャラ男の化学反応
これ知ってゆよ。前に実写の映画版をテレビでやってて見た。数々の“作品賞”を受賞してるんだよね(^-^)けど、内容は1ミリも覚えてなかったよ。
“辞書編集”って聞いてちょっとだけ思い出した程度。内容は見ていく内に段々と思い出していったけど、結末はやっぱり全く覚えていなかったよ。
実写版の宮﨑あおいさんも良いけど、やっぱりアニメ版の坂本真綾さんが好きだね。
だから序盤は馬締さんの恋の行方を、ハラハラドキドキしながら見れたよ。
その後はちょっと中弛み感もあって、どのように楽しめば良いお話なのか、私にはここは持て余してしまう所だったよ。
実写映画版が133分て事で、アニメ版が正味だいたい18分×11話=198分。尺余りかなぁ?
真面目とチャラ男が、人として社会人として、恋や仕事に自信と誇りを持って取り組む過程を、もう少し丁寧にドラマチックに描いてほしかったかなぁと思ったよ。
特筆すべきは、タケばあさんと松本先生を演じた、共にオーバー70のベテラン声優さんが素晴らしかったなぁと思うよ。
“辞書作りは時間がかかるんだよ”という事を示す大事な役で、声の変化による時間経過と老いの表現が見事だったと思うよ。
だから辞書作りなんかに興味も思い入れもないけど、まあ最終回はしばらく涙が止まらなかったよ(T_T)