pister さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
なんか世界観が分からない
前作?のなのはvividもそうなんだけど、作品の世界内でストライクアーツがどう捉えられてるのかよく分からなくてどうにも作品にのめり込めない。
競技者が何故女の子なのか、何故ガチ勢でなくてはいけないのか。
勝たなきゃ死ぬワケでもなく、もうそれ以外に食ってく方法がないっていう貧困者だらけってワケでもなく(あ、でも就職には有利そう。お役所自体があんなだし)、
むしろヴィヴィオなんて富裕層で、そんなトコの娘さんが骨折したり歯が折れたりする競技に参加するのだろうか…。
個人的に富裕者の遊戯として危険が伴うものとしてパっと浮かんだのが乗馬なのだけど、そんな感じで淑女の嗜みとして浸透してるってワケでもなさそうな?
なによりただのスポーツとして捉えるにしては…ガチ過ぎない?
頑張りたい人は頑張ればいいけど、ライト層というかエンジョイ勢が見当たらないような?
少年野球始めたらプロ目指さないとアカンってワケでもなかろう。
この違和感がど~~にも付きまとってしまい、心から楽しむというのができませんでした。
そうねぇ、ジムといってもフィットネスジムみたいな側面をもうちょい描写してくれれば違和感無かったのかも知れない。
ぶっちゃけ、もしなのはシリーズという看板を掲げてなければ(一応タイトルからは外されたけど)全員男のほうがウケたんじゃね?と思ったり。
で、この作品の言いたかったことは、全て暴力で解決すればいい、けど大怪我しちゃマズい、そこで奥さん、ストライクアーツはいかがですか?ってことかと。
ストライクアーツはいいものだってのが決定事項で、その証明作業を作中で披露したって感じ。
玩具メーカーが主要スポンサーでその商品の宣伝が目的の、いわゆる夕方アニメとして捉えれば何も問題ないのだけど、深夜でそれってどうなんだろう?
そういうノリを目指したともあまり思えないんだよなぁ、女の子ばっかりすぎて。
昔ひどいことをしたいじめっ子達、あの時陰湿ないじめなんかしないでストライクアーツでドツきあってたら分かり合えたのであろうか?
ってのを考えてみればいいかと。
おそらくこの作品世界であるなら分かり合えたと思う(普通ならビンタの応酬をして、その後は溝が更に深まるもんだと思うが)。
最終回の敗者からのビデオレターの様子から見て、一方的な圧勝であっても多分大丈夫。
う、う~ん、なんか深みが無いような…。
参考にしてないハズがない明日のジョーでも白木葉子がボクシングに疑問持ったりしたもんだが。
と、こんな感じの「とにかく全肯定」はストライクアーツだけじゃなくてナカジマジムもそうで、まぁシリーズ通していつも通りといえばいつも通り。
才能云々も、結局ナカジマ側が才能上だったってだけだし。
もし続きがあるなら、ストライクアーツに否定的なキャラや、才能は物凄いのに大会で勝つつもりのないキャラなどを出してくれると(個人的に)面白くなりそうだけど…無理ッスかね?