おかむ さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
無駄に壮大で豪華
原作はアダルトゲーム。
エロゲ原作付きアニメを多く手がけてきた元永慶太郎が監督を務めている。
シリーズ構成を高山カツヒコが務めていた事もあり、会話のテンポが実に良く、下ネタが多いにも係わらず不快感が少ない印象を受ける。
物語的には結構壮大なテーマを語っていたりして、シリアスとギャグのギャップが個人的には楽しめた。
声優は無駄に豪華。
これでもかと大御所、人気声優が起用され耳を楽しませてくれる。
私的に黛由紀江を演じた後藤邑子の腹話術演技、クッキー(Cookie)を演じた緒方恵美(第1形態) / 福山潤(第2形態)・肝付兼太(第3形態)・立木文彦(第5形態)などは一見の価値あり。
キャラは脇キャラの存在意義が疑問であったが、メインは印象的でビジュアル的にも好印象。
渡辺真由美が総作画監督を務めている事もあってか、作画もエロ、アクション共に高いレベルにあったのではないだろうか。
音楽はオープニング、エンディングの両主題歌は作品の雰囲気とマッチし好印象。
ただBGMにシリアス、ギャグの両面でやや違和感を感じた。
全体的に難しく考える事無く楽しめるギャグやエロパートは好印象であるが、無駄に壮大なシリアスは評価が分かれるのではないだろうか。
2011年アニメにおけるエロゲ原作の中では比較的面白い。
是非、ご視聴をお奨めする。