「UN-GO(TVアニメ動画)」

総合得点
73.0
感想・評価
1147
棚に入れた
6633
ランキング
1077
★★★★☆ 3.6 (1147)
物語
3.6
作画
3.5
声優
3.5
音楽
3.6
キャラ
3.6

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おかむ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

一風変わった意欲作

監督の水島精二、脚本の會川昇、音響監督の三間雅文、さらには製作のボンズと『鋼の錬金術師』のスタッフが多く参加した作品。
坂口安吾の『明治開化安吾捕物帳』を原案としたSFチックな推理物になっている。
物語的にはややぶっ飛んだ表現や異能力的な表現が用いられるなど、推理物としてはやや説得力に欠ける印象を受ける。
ただ全体として上手く纏まっている上、演出や展開は見るものを飽きさせない。
良い意味で挑戦的であったという評価も出来るのではないだろうか。
声優に関してもあまりテレビアニメには見られない布陣が用いられた。
主役である結城新十郎を演じるのは主に俳優として活躍する勝地涼である他、佐々風守 / R.A.I.を演じるのはナレーターや女優としての知名度が高い松本まりかである。
両名とも声の仕事の経験はあったが、1クール物のアニメにメインとして参加するのは珍しい事例である。
しかし声と画の違和感も少なく、寧ろ両名とも安定した演技を見せ、他のアニメ声優と比べても遜色のない好演であったと云える。
普段ふんわりとした声を演じる豊崎愛生の変な声が聞ける。(なんと表現して良いか分からないが変な声。)
キャラはメインになるほど印象的。
ビジュアル的には特徴的なので、好みが分かれると感じた。
作画も表情などにやや不安があったが、激しいアクション等があったわけではないので、比較的安定していたと感じる。
音楽はかなり良好であった。
School Food Punishmentが務めたオープニングは作品の雰囲気に絶妙にマッチしていたと感じる。
NARASAKIの音楽があまりマッチしていなかった印象を受けたが、アイドリング!!!が挿入歌を担当するなど意欲的な音響製作が行われた点は評価に値するのではないだろうか。
細かいシナリオに目を瞑るか、ギャグだと言い聞かせれば、全体的に良く出来た作品に仕上がっていたと云える。
是非、ご視聴をお奨めする。

投稿 : 2012/01/12
閲覧 : 265
サンキュー:

3

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