「私がモテてどうすんだ(TVアニメ動画)」

総合得点
66.0
感想・評価
418
棚に入れた
1934
ランキング
3063
★★★★☆ 3.4 (418)
物語
3.3
作画
3.4
声優
3.6
音楽
3.3
キャラ
3.5

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おぬごん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ダークホースでした、面白かったです!

原作は別冊フレンド掲載の少女漫画で、講談社漫画賞少女部門受賞、『このマンガがすごい!』2015年版オンナ編の第4位作品
…って言ったら凄く正統派の少女漫画に聞こえますが…
監督はあの、あの、あの「カブトボーグ」の石踊監督
そして「スーパーアドバイザー」に、DAIGOの姉としても有名なBL漫画家の影木栄貴
…何となく不穏な空気が漂ってきましたね…w


内容としてはヒロインの周りにタイプの違うイケメン4人が群がる「花より男子」方式の伝統的な逆ハーレムです
…ですが、ヒロインが生粋の腐女子! 見た目は(痩せたら)美人だけど、中身は完全なキモヲタ!!
イケメン4人がヒロインを意識してるのに、当のヒロインはイケメン同士の絡みを見て酷い笑顔を浮かべている…
なんとも斬新な作品でしたw
1話と最終話で語られる「王子様の隣にはお姫様では無く、また別の王子様。お姫様は遠くからそれを眺め、いつまでも幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。」というモノローグが作品を端的に表していましたねw

イケメン4人はステレオタイプながらもそれぞれ魅力的で、また少女漫画のヒーローとしても、BLの対象としても上手く機能するように設計されていて、非常に上手かったと思います
またヒロインの逆ハーレムが嫌味にならないよう、同じ腐女子の女の子をグループに入れるバランス感覚も見事です
年の違う美男美女6人がわいわい青春してる様子は普通に楽しく羨ましく、少女漫画らしい光景でした

ギャグのテンポや突き抜けっぷりはさすが「カブトボーグ」の石踊監督
そして何と言っても、ヒロインを演じた小林ゆうのぶっ飛んだ演技(?)が勢いと笑いを生んでいました
間違いなく作品のMVPですねw

また作中ヒロインたちがBL対象として萌える作品は主に2作品あり、どちらも(一応)架空の作品でした
ところが所々で同じ講談社作品だからでしょうか、「リヴァイ兵長が…」「御幸先輩が…」なんて台詞も出てきて、不意打ちで笑っちゃいましたw


正直時間が丁度いいから見始めた作品だったんですが、完全にダークホースでした
ギャグ作品としても、少女漫画としても文句なしにオススメです!

投稿 : 2016/12/28
閲覧 : 202
サンキュー:

13

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