ato00 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
終末って何だろう?
ってずーっと考えてました。
最終回に至ってようやく納得。
今の世界情勢を風刺しているのですね。
この作品、明らかに第二次世界大戦を意識した物語。
その場に魔女がいたら何が起こったのか?
が発想の原点でしょう。
古来魔女は、不可思議な力を持つものとして恐れられてきました。
それが実在の力と仮定すると、1940年当時は脅威となります。
その力は現代で言うと、最新鋭ジェット戦闘機、高精度誘導ミサイル、果ては核兵器です。
それが魔女イゼッタ。
戦争時の指導者のあり方は?
国民のためを思えば、自ずと答えは出るかもしれません。
しかし、グローバルな立場に立たなければ国民の安寧は得られないでしょう。
それが女王フィーネ。
彼女ら2人に起こった事をそのまま現代に当てはめると、私たちのなすべきことが分かる筈。
その一方、イゼッタとフィーネの互いを慈しむ関係は困難を乗り越える姿勢を教えてくれる。
そんなことをぼんやりと考えた最終回。
果たして、イゼッタとフィーネは?
{netabare}人類の明るい行く末を示唆していると考えます。{/netabare}