うち. さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
一生懸命なたまちゃんが可愛い
部活らしい部活をしてこなかった本田珠輝は多趣味だったが特にこれといった長く続いた趣味がないまま日々を過ごし、高校入学を機に変わろうと決意していた。
そこでゲーム制作部なるものに出会い珠輝はゲーム制作に興味が湧いたというのがあらすじ。
ゲーム制作の喜び、苦悩…そこまで大袈裟ではないのですが、たまちゃんの天真爛漫さや真面目に物を作る姿勢が物語を上質なものに昇華させており観ていて気持ちがいいほどです。
後輩と先輩のいい関係が描写されているアニメだとも思います。
○SNS部
有能だが変人な先輩が卒業したので人員不足だった部。珠輝が入部する前は三人だけだった。正式な名前は「死んだ魚の目日照不足シャトルラン部」
本田珠輝
通称たまちゃん。イラスト担当。物語当初はイラストの知識や技術もほぼ0だったが段々と周囲の助けを借りながら技術を伸ばしていった。(十一話OP参照)
熱意、向上心があり分からないなりに努力する姿は周囲を引っ張っていくキャラになっていった。
おじさんが出てくる漫画を読んでいておじさんキャラしか描いてこなかった、父の影響らしく父も大好きなファザコンキャラ。主人公がファザコンというのはかなり珍しいのでは?
村上椎奈
通称しー。プログラマー担当(同時にデバッグも行なっている)
気弱だが統率力がある。どれくらい気弱かというと珠輝にやや強めの言葉を浴びせられると涙目になるほど。
後輩の珠輝を育成しようとする意識の高さが見受けられる。それぞれのメンバーは部を大切にしているが特に大切にしている。
身長が一番高く、例を挙げると珠輝と並ぶ時やOPでの最後のシーンで分かる(158cm)
母もプログラマー。
関あやめ
通称あや。シナリオ担当。部の中ではお調子者キャラ。Iri§というペンネームを持っている。
普段の一人称は私だが、気を抜いている時や椎名と二人きりの時などは僕になる。ステレオタイプな明るいオタクというイメージ。この性格は弟二人の影響もあるかも知れない。
ペンネームであるIri§は中学時代の文芸部に居た頃に付けたもの。作品の中でも「星屑のインテンツィオーネ」は複数のキャラに影響を与えた。ただし本人にとっては黒歴史。
星インの内容は要約すると「美人な私が、イケメンな彼氏二人の間で揺れ動きながらも世界を救う話」である。前編のみ。
化粧をすると弟に泣かれ、水葉には好かれまくるというよく分からない状況に陥った。
作中では結構良いことを言ったりする(11話の飯野家にて)
○Iri§先生モード
あやめの髪を寝かせ、化粧を施しメガネを外すと水葉が想像する理想のIri§になる。
口調が丁寧になり、水葉が従順になるという特典がある。
藤川歌夜
通称はない。音楽担当。DTM研兼部。他の部員とは距離を取っており、珠輝との絡みも少ない方。
同い年のあやめ、椎奈にはさん付けされている。他のキャラとの関係は遠すぎず、近すぎず。作業中は何かに取り憑かれているようになる。
専門の機材で音を作っているので、作業は他のメンバーとは個別で行なっているので出番が減る傾向にある。
DTM研究部には男子生徒が居る模様。
符田裕美音
珠輝の幼馴染。学校を休みがちだったが珠輝が友達になり、学校への抵抗を緩和された。物を作る基盤を珠輝に定着させたキャラ。
高校生になり立派な(?)腐女子になった。イラスト部所属。
「たまちゃんは攻めなんです!」という名言を残した。
かけざん(掛け算、キャラクターの受けと攻めを表すもの)のステータスは長らく不明だったが十一話OPではものすごい数字になった。
飯野水葉
イラスト部所属。元々はSNS部に入部を希望していたが、行き違いが発生したためSNS部を一方的に敵対視していた。
Iri§(あやめ)が書いた「星屑のインテンツィオーネ」を気に入り、過去の作品も読んだ大ファン。なのだが、先生と慕う人物の正体があやめであると言っても認めようとしない上にIri§モードのあやめに気づかないなどかなり天然な部分がある。
人当たりがキツイが絵に対しての姿勢は真摯で、素人同然の珠輝にイラストソフトの使い方などを伝授する優しい一面もある。
○まとめ
とりあえずキャラが可愛いし、作画も崩れないしで良作なのでオススメです。