オヤジですがなにか さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
SF版『蠅の王』
宇宙漂流モノの中では異色の作品。
ウィリアム・ゴールディングの『蠅の王』を思い起こします。
ごく限られた空間・極限状態での人間模様の移り変わりを見事に表現。
さらに、{netabare}特権階級への不満から暴力での支配への移り変わりなど{/netabare}社会の縮図をちりばめられています。
一応、戦闘シーンもありますが、それよりも見どころは人間関係や感情表現です。
よく「鬱展開」とされるこの作品ですが、オヤジ的には何ら鬱展開ではありません。青春群像劇です。
一見の価値あり。
とはいううものの、全体的に暗い雰囲気の作品なので、これから見る方はご注意をw