どらむろ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
妖怪ギャグで、幼年夫婦の微笑ましさが見所のショートアニメ。座敷童すずちゃんかわいい♪
漫画原作、5分枠で全12話。
霊感の強い人間の少年と、のじゃロリ和風少女(座敷童)の夫婦漫才みたいな微笑ましいコメディー&萌え(ラッキースケベ)が見所でしょうか。
個性的な妖怪たちの特徴活かしたギャグや、人間強い系的な感じも楽しい。
原作の持ち味活かしきれていないのは惜しいですが、ショート枠の萌え&コメデーとしては中々良かったです。
{netabare}『物語』
奇異太郎少年は、とある事情で実家の離れに追放され一人暮らしだけど、割と呑気に妖怪たちと日常過ごしていく。
1話から妖怪大戦争でしっちゃかめっちゃかですが、座敷童すずちゃん(古風な容姿と喋り方の美少女)との夫婦ケンカなのであった。
本作は幼年夫婦の微笑ましい日常系コメディーな感じが終始萌える。
原作よりもラッキースケベで押してくる露骨な作風は評価割れるかも。
「垢舐め」や「ぬりかべ」など古典的な日本妖怪(でも変態だったり問題児ども)を、全く動じない奇異太郎が捌いて独特なコメディーが面白い。
妖怪に霊感少年が俺強い系、妖怪コメディーとしては「でろでろ」に近い路線ですが、現代都市生活から派生した怪異なでろでろに対して、本作は古典妖怪という相違が。
…短い尺に窮屈に詰め込み、ラッキースケベに比重置く弊害か、本来の妖怪コメディーな持ち味はやや減なのが残念。
その分は、Cパートのすずちゃんの妖怪解説である程度補填してました。
ギャグ的には7話のカイジ(限定ジャンケン)やジョジョ(3部のダービー戦ネタ)が一番。
妖怪の特性活かしたイカサマ、だが奇異太郎の方が上手であったw
萌え的には8話のすずちゃんがめっちゃかわいいです♪10話のプレゼント回も非常に萌える。
雪女の娘のユキちゃんがかわいい6話その他も中々。
結構ハートフルな話あるのが良いです。
最終話に原作1話の出逢い編持ってくるのは、アニメとしては妥当でしょう。
30分アニメでしっかりやれればその限りではありませんが。
終盤にむけてのバトルやシリアスは(一時的ながら)ほのぼの感を阻害するのでマイナス。
ラッキースケベもおいしいものの、本作ならばこれに頼らずに十分萌えを出せた気がします。
やや惜しいです。
とはいえ、5分枠の萌え系として見れば満足です。
『作画』
リソースをすずちゃん(とユキちゃん)の可愛さに全振りしている。
とにかく、すずちゃんが抜群に可愛いです。
ツンデレな表情変化や、ラッキースケベの萌え。
背景も雰囲気良い。
『声優』
五十嵐裕美さんの少年ボイス、仲田ありささんのツンデレのじゃロリはまり役でした。
年長組の喜多村英梨さん大原さやかさんの妖艶さ、長縄まりあさんのロリっ子も良い感じ。
『音楽』
楽曲が豊富でEDたくさん、割と良曲だったような。
『キャラ』
奇異太郎は結構俺強い系、無自覚なハーレム気質な感じ。
精神的に幼いので、ラッキースケベも(かろうじて)許せる?
座敷童のすずちゃんが圧倒的に可愛いです。
長きを生きた妖怪にして日本人形のような美少女、「のじゃ」口調など可愛いのですが、真骨頂は奇異太郎との夫婦ケンカやツンデレ、豊かな感情にあり。
ユキちゃんのあざとい妹ポジの萌えも捨て難い。
お兄ちゃん呼び、純粋に可愛いです。
年長組の雪母と狐面の女は(シモネタ面で)問題大人、本作のコメディー牽引してましたが、作風がブレる戦犯でもあるような。
妖怪たちも個性派で中々。
イカサマ師の手の目、変態な垢舐めなどキャラ立っている。{/netabare}