ピピン林檎 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
終始コミカルで、キャラも可愛くて、面白いのだが・・・
ARIAの灯里ちゃんに羞恥プレイをさせてみました・・・みたいな第一印象で笑。
アニメーション制作がStudio五組ということで、作画・演出は相変わらず素晴らしく、{netabare}全身義体のWヒロイン(一人は人間、もう一人はアンドロイド){/netabare}のコミカルな感じも、戦闘シーンの格好良さも、それから問題の「羞恥プレイ」のシーンでさえも、見てて何度も「うわぁ、上手い」と、溜め息が出てしまいました。
が、しかし・・・原作!もう少し空気嫁よ!最後のオチは何なんだ!!
あの{netabare}5本足の変なマスコット{/netabare}が最初に出てきたときから、ちょっと作品の雰囲気壊してるなぁ・・・と思ってたのですが、最後も確りヤッテくれちゃいました。
仕方ないよね、原作どおりなんだから(多分)。
Studio五組さん、本当にいつもいつもシナリオで泣かされてそうで同情してしまいます(円盤爆死だったしね・・・)。
それから「米帝」って何だよ、原作者さん!
米国帝国主義・・・ってベトナム戦争の時代ですか?
この手の作品だと、たいてい「米帝」「日帝」は悪の帝国らしいけど、チベット・東トルキスタン・南モンゴルを占拠している「中帝」は問題ないんですか?
それはともかく、この手の1970年代の全共闘世代用語(でいいのか?)が出てくる作品は、『攻殻機動隊』が人気あったらしい10年前ならともかく、一般視聴者の側のリテラシーが大幅に向上した最近では逆に白けてしまう、ということをいい加減に認識して欲しかったかも(※2014年の『残響のテロル』も爆死だったしね)。
流石のStudio五組制作アニメらしく、作画良し/キャラ良し/演出も完璧・・・なのに、本当に勿体ない作品と思いました。
◆作品情報
原作:『紅殻のパンドラ』(角川コミックス・エース) 原案:士郎正宗/漫画:六道神士
監督:名和宗則
脚本:髙橋龍也
キャラクターデザイン:谷 拓也
アニメーション制作:Studio五組・AXsiZ
◆各話タイトル&評価
★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
================== 紅殻のパンドラ (2016年1-3月) ==================
{netabare}第1話 適合者 -アデプタ- ★ 全身義体少女とアンドロイド、ブエル暴走、パンドラ・デバイス(PD)使用権限委譲
第2話 大深度地下 -ジオフロント- ★ 暴走ブエル鎮圧作戦、ジオフロント崩落、管理者権限委譲
第3話 偽装空間 -テラリウム- ☆ 崑崙八仙拓美との初対面、ブエルの認証キー、黒幕
第4話 料理の鉄人 -キッチン・ドラッジ- ☆ セナンクル島散歩、海浜公園立ち退き工作 ※日常回
第5話 通信障害 -システム・ダウン- ☆ PD(パラメディック・モード)、セナンクル防衛軍(CDF)ロバート大尉
第6話 魂魄 -セントラル・ナーバス・ユニット- ☆ 義足少女アンナ、クルツとのミアミス ※ナウシカネタは微妙△
第7話 人形師 -パペッティア- ★ アンドロイド窃盗団の誤算
第8話 大火災 -インフェルノ- ★ 百貨店火災からのノース議長救助、福音の記憶
第9話 基地強襲 -アサルト- ★★ ノエル大佐のブエル実験、クラリオン米帝基地強襲、拓美の協力と条件 ※米帝!?
第10話 恐怖 -フィアー- ★★ クラリオンvs.フィアー、福音の決意 ※バトル回として○
第11話 心の在処 -ゴーストURN- ★ 福音ジオフロント潜入、ノエル大佐の目的、クライリオンとの再会
第12話 希望 -エルピス- × ブエル最終防壁突破、ブエル暴走~停止、後日譚{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)5、☆(並回)4、×(疑問回)1 ※個人評価 ★ 4.0
OP 「hopeness」
ED 「LoSe±CoNtRoL」