ノリノリメガネ さんの感想・評価
4.2
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
フィギュアスケート×三角関係
スポーツもののアニメってたくさんあっただろうけど、かつてフィギュアスケートを題材にしたものってあっただろうか。
{netabare}
それだけでオリジナリティの高いものになっているし、BL要素もふんだんに取り入れているとこも特徴的だが、フィギュアスケートとBLはかなり親和性が高いことがうかがえた。
しかし、個人的にBL要素には全く興味が無いので、そのあたりの描写には少し引いた。指輪交換とかやりすぎでは、と。こういうのが腐女子は好きなのか。僕には一生理解できない気がする。
BL部分は理解できないとしても、全体的なクオリティはかなり高いアニメだったと言える。
作画は全体的に綺麗。特にOPや序盤はすごかった。キャラクターが滑ったり、演技したりする動きをアニメで再現するのも大変だったろうと思う。
そして音楽にもかなり力が入っている。特にユーリのFSの曲は何度聴いても感動できる名曲に仕上がっている。
物語は、スケートを通してユーリ、ユリオ、ヴィクトルの絆が描かれている。まさにそれは三角関係のようで、当初からユーリとヴィクトルの師弟愛や思いのすれ違いを中心として描いていたが、最後の最後でユリオのユーリに対する思いを描いたことで感動を呼んだ。
なかなか個性的なキャラが多い中で好きなキャラはJJ。自信家で実力も伴っていてかっこいいし、何よりちゃんと女性と付き合っているとこが好感が持てる。正直最終回では、ユーリやユリオの演技よりもJJの演技のほうが感動した。
JJスタイル!!
キャラ数の割りにちょいとテンポが速く、掘り下げが甘いとこもあったので、もしかしたら2クールとかでやったらその辺りも描けたかもね。オタベックのこととか全然わからなかったし。
実在のスケーターを本人役で登場させたり、エンタメ作品としていろいろな戦術を持っていて感心した。
2期はあるのだろうか。
{/netabare}