HG anime さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
能ある鷹は爪を隠す。爪を折られてしまうから
現実世界の別時間軸のパラレルワールドのような世界が舞台。第二次世界大戦下、もしある小国に魔女が現れたら、というような話。この設定を知った時点で視聴確定でしたね私は。私としてはめずらしく第1話からずっと追ってました。
第3話のイゼッタの初戦の無双がまずいい。空を舞いながらばったばったと戦闘機や戦車をなぎ倒すのは観てて気持ちいい。イゼッタ無双の直前にフィーネが兵士たちに言った言葉はグッときましたわ・・・。忠誠不可避やんけ・・・(´;ω;`)>
最終話のイゼッタの献身はつらいね。イゼッタのフィーネへの献身はもう忠誠とかっていうレベルじゃなくて、愛だね。同性愛のレベル。うん、いい百合だった。(キスシーンくらい入れてくれても良かったかも)
ツッコみどころはまぁ正直多い。例えば飛行速度。戦ったバスラ―は「時速400キロ以上はでていた」、とたしか言っていたと思うが、生身で、しかもヘルメットも付けずに握力だけで掴まって時速400キロは無理でしょw しかも最終話ではソニックブームが出ていたので確実に音速は出てるわけで・・・(笑) 確実に死にます(^q^)
作画はすごく綺麗。音楽はBGMが良かった。21日サントラ発売なので曲名は良く分からんけど、次回予告のあのBGM好き。なんかどことなくBravely DefaultっていうゲームのBGM『永遠の刹那』に似てる。私こういうクセっ毛のようにくるくるしてる不思議系の曲好きナンデス。作風に合ってるよね。
魔力の脈なんてよく考えたと思う。それと命を吸い取る魔石という設定を組み合わせて『魔法の終焉』を描き切ってるのは好意的に評価したいところ。魔法が終焉しなかったらパワーバランスがおかしくてシコリが残ってしまうわけだしね。スッと物語が終わって後味がゴロゴロ残らないのが良かった。「無制限に伸びる力に対しては、それが何であれ抵抗しなければならない。」これがイゼッタに向けられる前に力を無くす流れに自然に運ばせたあたりをみると脚本が丁寧に練られているなと思う。ん~まぁ個人的には特に視聴をおすすめする作品ではないかな。良作寄りの凡作って感じ。面白かった。