ピピン林檎 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
リアル/ヴァーチャルの切り分けの適当さが気にならなければ楽しめる作品かも
割と人気のある作品ですが、私には合いませんでした。残念。
よって、個人的に気になった点を簡潔に・・・。
(1) とにかく作品全体を通じて、別にファンタジー世界の話ではないのに、リアル(実体のあるもの)とヴァーチャル(一見実体があるように見えるが実はデータだけのもの)の区別が確りと出来ておらず作品世界の設定が決定的にダメ。
(2) OP/EDの曲調とアニメの作画が全然かみ合わず、シナリオも後半一時盛り上がる回もあるものの、結局最後まであやふやな感じで終わってしまった印象。
(3) ガキンチョ達の「うんち」連呼や「鼻水垂らし」の様なチープな表現で視聴者を笑わそうとするのは止めて欲しかった。
(4) とくにダイチ少年のキャラ設定がふた昔前風で全然共感がもてなかった上、ラスボスもちょっと酷いと思った。
(5) こんな危険な電脳コイルを野放しにしてるなんて、この世界の警察や消費者庁は一体何をしてるんだか笑。
◆各話タイトル&評価
★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
============= 電脳コイル (2007年5-12月) =============
{netabare}第1話 メガネの子供たち ☆ 大黒市で謎体験 ※いきなり謎展開で期待はしたいが、作画・演出がチープ
第2話 コイル電脳探偵局 ☆ ウィルス感染
第3話 優子と勇子 ★
第4話 大黒市黒客クラブ ☆ ※露骨ないじめ話は見たくない×
第5話 メタバグ争奪バスツアー ☆
第6話 赤いオートマトン ☆
第7話 出動!!コイル探偵局 ☆
第8話 夏祭り、そして果たし合い ☆
第9話 あっちのミチコさん ★
第10話 カンナの日記 ★
第11話 沈没!大黒市 ☆
第12話 ダイチ、発毛ス × この回の脚本はとくに安直、下らないギャグアニメを見ている気分
第13話 最後の首長竜 × リアルとヴァーチャルの区別が出来ておらず脚本がダメ
第14話 いきものの記録 ☆ 警告、「電脳コイル」初出 ※中盤まで総集編で× 但しこの回から話が動き出す
第15話 駅向こうの少年 ★ たけし君との出会い、思い出の場所探し、イマーゴの子ども
第16話 イサコの病室 ★★ 作品の設定時期=2026年、4年前の事故
第17話 最後の夏休み ★ ヤサコとハラケン(親和の発生)、イサコvs.玉子総力戦
第18話 異界への扉 ★ 通路を開くハラケン、メガネ取り上げ、体がずれる都市伝説
第19話 黒い訪問者 ★ 京子の危機、ヤサコ・フミエの救出作戦
第20話 カンナとヤサコ ★★ 4年前の出来事(電脳コイル)、ハラケン救出作戦、別れと告白
第21話 黒いオートマトン ★ 意識の戻らないハラケン、イサコへの妨害、裏切り
第22話 最後のコイル ★ イマーゴと暗号路 ※設定が謎過ぎてイマイチ×
第23話 かなえられた願い ☆ コイルスの空間、イサコ自身の願い ※同上×
第24話 メガネを捨てる子供たち ★ 「手で触れられないものはマヤカシ?」
第25話 金沢市はざま交差点 ☆ ユウコとイサコの過去の記憶 ※宗助が下種で×
第26話 ヤサコとイサコ ☆ 同上 {/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)10、☆(並回)12、×(疑問回)2 ※個人評価 ☆ 3.5
OP 「プリズム」
ED 「空の欠片」