蟹チャーハン さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
50名に近い多彩なキャラのすべてに愛着がわく、少年ならずともわくわくが止まらないバトル
原作コミック未読。
少年ジャンプで連載中も、いまは作者病気のため休載中だ…くらいの認識しかありませんでした。
異世界とのバトル中心ってことで、熱血友情系のジャンプらしいマンガなのかと思っていましたが,,,
本当に申し訳ございません! な謝罪レベルの認識の誤りでした!
この半月たらずで全73話を一気見完走。
こらもう家に帰るのが楽しみで仕方ないほどで、見終えた後は即マンガ喫茶へもいきました。
12月に最新17巻が発売されたばかりですが、それ以降のストーリーが気になって仕方なくて、
単行本収録前にあたる夏からの連載分も堪能させてもらいました。
この作品のすごいところはいくつかあるんですが
・防衛組織の隊員として登場する50名以上のキャラのそのほとんどに愛着がわいてしまうという
まじでありえないレベルのキャラ設定(というかストーリーの構成のうまさ)
・主人公が最弱レベルで強くなるための努力を怠らない熱血路線も、きちんと頭脳で勝負する〝知将〟設定のうまさ。
・アニメでは珍しいほど団体戦における戦術単位で視点(バトル)がおもしろい。
・大きな組織だけに大人たちによる(ダークな)戦略視点での会話の妙味も楽しめる。
とまぁ、ざっくり書くとこんなところか。
とにかく大組織の中の複数の小隊レベルの活躍ということで、これでもかと人がわんさか登場するんですが、
どのキャラも本当に魅力的で、はじめはアクセント程度の扱いだったはずのキャラも、いつしかストーリーが進むほどに
登場が待ち遠しくなってくるから不思議ですね。
自分はアニメを見始めて数年程度ですが、バトル物=安易なリーグ戦・勝ち抜き戦での大活躍
な展開にはすぐに飽きていたんですが、この作品の順位戦では主人公チーム以外の戦いにも興味がわいて
もっと濃密に時間を割いてもらわないと到底納得できん! くらいに興奮できましたね。
それもこれもきちんと各キャラの戦闘スタイルを踏まえた戦術を作者が考えているからで、
視聴者を驚かせる(楽しませる)ツボも外さず、かといって無茶振りはせず、しっくりくるバトルの結末で
締めてくれる作品は珍しいんじゃないかと思います。
一言でいえば、こんなに続きが気になる作品はそうなく、座して待て! そんな感じかw
この半月の間に、マンガ喫茶で読んだマージナル・オペレーションもおもしろかったんですが、
これをうまいことジャンプ読者層にあわせているのがこれじゃないかなと。
作者さんの回復全快の日を楽しみに待ちたいと思います。
追記 ※他にも書きたいことがやまほどあるので後ほどまた~