おかむ さんの感想・評価
1.7
物語 : 1.0
作画 : 2.0
声優 : 3.0
音楽 : 1.5
キャラ : 1.0
状態:観終わった
2011年アニメ屈指の駄作
良い印象を述べるのは難しいが、悪い点はいくら述べてもキリが無い。
まず物語的には屈指のつまらなさであった。
原作はどうなのか分からないが、余りにも内容が無さ過ぎる。
ほのぼの系や一話完結型のギャグアニメならまだしも、終始「しんのともだちをつくる」というテーマに関連した話がまるで見えなかった。
ラブコメであるのにおもしろいギャグも無ければ、感動する展開も無い。
監督の斉藤久も美少女系では定評があり、シリーズ構成を務めた浦畑達彦も屈指の脚本家であるにも関わらず、何故このような作品になったのか不思議でたまらない。
原作が相当に内容の無い作品であるのか、或いはもっとハーレムに徹するべきではないかといった印象である。
声優さんに関しては可も無く不可も無くといった印象である。
特に好演も見られなかった上、画と声の違和感をどことなく感じる場面が多々あった。
評価に値するのは志熊理科役を演じた福圓美里の下ネタ演技位であろうか。
キャラに関してはまるで魅力が感じられなかった。
一人語りが多く、感情が欠落してるのかと疑いたくなるほどの主人公、兎に角幼稚な罵詈雑言の多いヒロイン達などは見ていて不快になる。
受けそうな要素をこれでもかと詰め込みました、という印象を受けた。
作画についても原作イラストを手掛けたブリキの良さがまるで再現されていない。
特に激しいアクションがある訳でも無いのに、良さが見られず平均点以下といった印象。
音楽はBGMについては特に良い印象を受けた訳ではないが、違和感無く聞くことが出来た。
しかしオープニング、エンディング等を手掛けたTom-H@ckの音楽が余りにも不快なのである。
私的に氏の音楽が好きではないというのもあるが、それを抜いて考えてもどうしても良いとは云えない。
残念系という点ではある意味、2011年の話題になるに相応しいアニメであったと云える。
特に視聴はおすすめしない。