ようす さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
「これより我が剣は貴方と共にあり、貴方の運命は私と共にある。」
Fateシリーズはたくさんあるので
どれから観ようか迷いましたが、
とりあえず順番通りに観ることにしました。
2004年発売のゲームが
元となっている作品です。
原作は3つのルートが存在する超大作のようですが、
今回はそのうち「セイバールート」だけをアニメ化したようです。
そのためか、設定がつかみにくいところもあったので、
ネタバレに気を付けながらwikiさんに助けてもらっていました。
全24話です。
● ストーリー
7人の魔術師がマスターとして選ばれ、
それぞれ7人のサーヴァント(英霊)がパートナーとしてつく。
戦いに勝利すると、
どんな願いも叶えてくれるという“聖杯(せいはい)”が手に入る。
魔術師の1人として選ばれたのは、
10年前に起きた大災害の生き残り・衛宮士郎(えみや しろう)。
彼の前に「セイバー」と名乗るサーヴァントが現れる。
聖杯のために無関係な人間が巻き込まれることを嫌った士郎は、
聖杯戦争への参加を決意する。
普通の世界の中にひっそりと潜んでいる魔術師たち。
士郎は魔術師として素人同然のため、
同級生の遠坂凜(とおさか りん)の助言を受けます。
それが観ている私達への状況説明になっていて、いい^^
徐々に明らかになる設定は興味深く、
先の読めない展開にはドキドキしました。
しかしドキドキしたのは設定をつかむまで。
ストーリーは数話で大きな流れを作っている構成なので、
ゆったりとした展開に徐々に飽きも大きくなっていきました^^;
全体を振り返ると悪くないストーリー構成だったと思いますが、
全体的に淡々とストーリーを流していった印象で、
あまり手に汗握るような展開にはならなかったなあ。
設定については説明されなかったところも多々あり。
(凜と桜の関係や、士郎とイリヤの関係など。
私が聞き逃しているだけかもしれませんが…。)
原作をプレイした後で観たほうが楽しめるのかも?
もしくは、続編で詳しく描かれるのかしら。
● キャラクター
個人的に見せ場を期待していたキャラの出番が
あっさりと終わったのがとても残念!
主人公である士郎やセイバーが目立つのはいいけど、
それ以外のキャラの見せ場にも期待していたのに…。
({netabare} アーチャー {/netabare}とか{netabare} ランサー {/netabare}とか。)
まあ、セイバーたちについても
充分深く語られたわけではないのですが^^;
キャラを深く描くことで作品にも深みが出るはず。
なので、それをしなかった分、ストーリーも淡泊な印象を受けたのかも。
ちなみに、私のお気に入りはセイバーでした^^
剣の腕は強く、凛とした美しい姿には思わず魅入っちゃう♪
● 音楽
OPは前半と後半の2曲、
EDはメインとなるのが1曲、特別EDが2曲でした。
OPよりEDの3曲が印象深いです。
【 ED「あなたがいた森」/ 樹海 】
【 14話ED「ヒカリ」/ 樹海 】
【 最終話ED「君との明日」/ タイナカサチ 】
どれもしっとり心に沁みる曲たちです。
特別なEDも気まぐれではなく、
ちゃんと雰囲気に合った曲が選ばれているのが素晴らしい。
メインEDは神曲で間違いないですが、
残りの2曲も1回しか使われないなんてもったいないほど、いい曲です!
● まとめ
全体を振り返ると悪くないストーリーだったと思います。
もっと話数があれば
深く描けたのかな、ぐらいで。
しかし途中からはドキドキしたり、
続きが気になることもありませんでした。
観て後悔はないけれど、大満足でもない。
それなりには楽しめた、というぐらいでしょうか。
なんだろうな、何があればもっと好きになれたんだろうな。
アツい戦闘?大きな盛り上がり?成長?
見せ方の問題なのか、地味な戦いが多かったもんな…。
ああ士郎達勝ったね、ぐらいで、
個々の戦闘シーンはあまり思い出せません(笑)
人気のシリーズなので
続編に期待してみようと思います。
次はFate/Zeroかな?