二足歩行したくない さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
小難しさが本作の魅力といえる部分で、また賛否の別れる部分と思います
およそ15年ぶりに見返しました。
前回見たときは話に全くついていけてなかったため、内容は全く記憶に残ってなかったです。
改めて、グーグル先生の力も借りて見返してみるとなるほどこういう話だったのかと納得できました。
前作の機動戦士ガンダムと比べ、話がかなり複雑になっています。
前作は地球連邦軍とジオン公国の戦争があり、その戦争が連邦の勝利で終結というのが大まかな流れなのですが、本作では、そもそも"何が起きていて、何が終わったのか"がわかり難いため、どうも小難しい内容になっています。
勢力が多数出て来て、そして各々の勢力内で異なる思惑をもった人物がおり、人物が戦線によって現れたり、フェードアウトして忘れたことにまた登場したりするためかと思います。
ただ、その小難しさが本作の魅力といえる部分で、また賛否の別れる部分と思います。
次から次へと怒涛のように場面が切り替わっていくのですが、しっかり見ていれば理解できる内容となっており、理解が追いつけば1話30分が大変短く感じます。
ただし、ゲームなどで前提知識を得ていないと初回で理解するのは結構大変だと思いますね。
前作から繋がる続編となっており、前作のキャラクターも普通に登場するので、前提として本作視聴の前に機動戦士ガンダムの視聴は必須です。
モビルスーツのデザインは、賛否あると思うのですが、本作のMS/MAはどうも名前もデザインも似たり寄ったりで判断がつかず、私はファーストに比べ好きになれませんでした。
ゼータのモビルスーツのほうがスタイリッシュでかっこいいというのはわかるのですが、メッサーラ、ギャプラン、バイアラン、ガブスレイあたりは、結局見終わった今になっても、区別がつかない有様です。
アッシマーやポリノークサマーンなど、魅力のあるモビルスーツがないというわけではないのですが、個人的にはどれも似たようなロボットに映ってしまいました。
私はファーストの如何にもおもちゃなデザインのほうが好きですね。
ストーリーが重いとよく言われ、実際その通りなのですが、カミーユが主人公のハーレムアニメのようなところもあるので、何気にそっち方面がお好みのアニメファンにもおすすめできるかもです。
また、宇宙世紀的には戦争が終わって平和が始まったわければなく、最後は『続く』という終わり方になっています。
Ζガンダムのパイロット、カミーユ・ビダンのための物語となっていると感じましいた。