セメント さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
にょんたか
くすりと笑えるネタの宝庫、「絶望先生」第2期です。
<物語>
「さよなら絶望先生 序〜絶望少女撰集〜」ってのが丁度DVDが発売され切った後に売り出されたんですよね。
1期は原作から脱線することが多く軌道修正という意味での、全8話にまとめた総集編のDVD-BOXみたいなものです。
総集編とは名ばかりで、新規カット・新規ボイスも多く、原作の進行に矛盾が出ないように最早リメイクの域に達してます。
実はこれをベースとして本作が制作されています、なので原作に忠実です。
果たしてこの手のアニメが原作の忠実な再現を求められているのか図りかねますが。
<作画>
かなり実験的な演出技巧をそこかしこに散りばめていて、例えば2話の一つのパートが全部ポロロッカ語の吹き替えだったり、6話でいきなり声優がシャッフルされたり、毎話毎話次は何が起こるのだろうと見ていて楽しかったです。
ただED、あれはいただけませんね、俗に言う"オマモリ事件"。
元々1話でOP・EDを完成させる気のない会社なので、事件というほどでもないとは思いますが。
<声優>
声優は変わらず、そういえば最近神谷浩史さんは結婚されてましたよね。
何故かネットでは小野大輔さんと結婚したみたいに騒がれて、wikipediaの配偶者が小野さんと書かれてたのは爆笑しました。
<音楽>
OPの「空想ルンバ」の解体新書を思わせるような映像、実は原作の最終話に繋がってるんですよね。
OVAの2.5期って表記で良いんですかね、「獄・さよなら絶望先生」のOPもこの曲なんですけど、こっちの映像はより核心的です。
<キャラ>
絶望少女達の中で言うと、加賀愛ちゃんが好きですね、加害妄想少女の。
確か1期の最終回でやっと登場したんですよね、自分が出るとこの作品に迷惑が掛かるとかで遅出です。
声優が後藤沙緒里さんで、それ以外に考えられないくらいの名采配ですよね。
5話でツンデレならぬ"ツン詫び"を披露するんですよね、彼女としては恩着せがましくしない一心なんですが、そこがいい!
割と性格のきつい娘しかいないニのへにおいて癒しの存在です。
為になることも結構あったりして、悔しいと思いながらも見入ってしまうんですよねぇ。
こういうのをサブカル系って言うんですかね、でも面白いんですよ、これがまた。