セメント さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 2.0
音楽 : 4.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
again!
少女漫画チックですが、列記としたマガジン連載作品です。
マガジン版「のだめカンタービレ」とでも言いましょうか、クラシックを題材とした作品のアニメ化です。
<物語>
携帯小説のような恋愛脳の展開で逆に面白くなってきました、私には一生無縁の感性ですけど。
案の定ヒロインも死んでますし、女の子を苦しんで死んでいくのを見て感動していた時代はもう終わったんですよ。
<作画>
監督はイシグロキョウヘイさんですね、A-1 Picturesは監督による毀誉褒貶が激しいですが、イシグロさんは当たりですね。
石浜真史さんや後藤圭二さんを呼んできた回もありましたし、10話の西井涼輔さんの一人原画回は氏の才能を世に流布する好機になったと思ってます。
演奏作画監督に浅賀和行さんを立てて楽器演奏シーンに対する気合いが伝わってくるのも良い点です。
<声優>
音響監督の明田川仁さんのお気に入りが大量に起用されてるじゃありませんか。
あまりに明田川さんが種田梨沙さんを酷使するせいで体調を崩したと邪推したくもなります。
異常なくらい明田川さんの作品に出てましたし、色んな噂が立つのも致し方ない節があります。
<音楽>
OPの「光るなら」を歌うのは混声ユニットのGoose house。
公開されてたMVを見てみたのですが、ウェイ系っぽい男女が楽しそうに和気藹々と歌っていて、ただただ悲しくなりました。
見たことを忘れたいと何度も願ったんですが、これがまた頭に残るんですよね。
しかもカラオケで入れると結構盛り上がってしまうのが本当に癪に障ります。
作中の演奏は固定面子で回している感じですかね、キャラクターそれぞれにモデルアーティストが居て、作品の名を冠した演奏イベントも何回か開いてますよね。
1回くらい行けば良かったかな。
<キャラ>
他人の事を君って呼ぶ奴だけは友達になりたくない。
ところで気になるのは宮園かをりの病気ですよね、病名は明かされず終いでしたけど。
筋ジストロフィー、パーキンソン病、脊髄小脳変性症などが予想されますけど、突然の発作や出血が引っ掛かるところですね。
結局特定の病気を想定していなくて、とにかく苦しませて殺すことが大事だったのでしょうか。
それはそれでちょっと残酷ですね。
このアニメ、当時は「あの花」の再来とか言われてるんですよね。
まぁこういう恋愛アニメが流行る仕組みも分かりますよ、その人が人生で初めて触れた恋愛アニメとして流行るんですよね。
例え中身が伴っていなくてもその人にとって特別になってしまう訳で、まぁ私には度し難いですが。