「名探偵ホームズ 劇場版(アニメ映画)」

総合得点
67.8
感想・評価
34
棚に入れた
196
ランキング
2329
★★★★☆ 3.7 (34)
物語
3.7
作画
3.8
声優
3.6
音楽
3.6
キャラ
3.8

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ネタバレ

Lovin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

観た感じ

■情報{netabare}
 原作:アーサー・コナン・ドイル

 監督:宮崎駿
 脚本:片渕須直
 オリジナル・アイディア:マルコ・パゴット
 グラフィック・デザイン:ジー・パゴット
 キャラクターデザイン:近藤喜文
 制作:徳間書店?
 話数:全2話45分程度

 テーマ曲:「グッドバイ・スウィートハート」
     by 桑名晴子

 ED:「冒険のアリバイ」
     by 桑名晴子
{/netabare}
■感想
 知識:原作小説未読
 鑑賞:動画
 概要:探偵型日常系
 設定:走り去る少女は・・・

 見所
   1.この作品の作画はTV版とほぼ同じだと思うが、
     それ以外の部分には違いがあり、若干の違和感すら感じる。
   2.先ずはホームズ。キャストが広川太一郎ではなく柴田侊彦に変わっている。
     そしてシャーロックだった筈のファーストネームがシャーベックと聴こえる。
     ワトソンにはこれと言った変更が感じられなかったのは救いだ。
   3.次は敵キャラ。TV版ではモリアーティ教授なのに
     劇場版ではモロアッチ教授と名乗っている。
     またモロアッチ教授の手下のキャストも肝付兼太と増岡弘に変わっている。
   4.スタッフロールでは上記の三キャラにのみ名前があり、
     劇中で呼称はされるものの、あの美人のハドソン夫人ですらキャラ名がない。
     その後も活躍する永井一郎、肝付兼太、増岡弘、玄田哲章、千葉繁、
     二又一成、大塚芳忠辺りにもキャラ名は無い。
   5.中でも一番違和感を感じたのは劇中に流れる曲だ。
     やはり名探偵ホームズといえば優しい歌声のダ・カーポの印象が強い。
     「空からこぼれたSTORY」など大好きな曲なのにかなり寂しい。
   6.と、ここまで差分を挙げただけではあるが、
     これらの違いには作品自体の版権の問題も絡んでいる様子。
     先ず版権はイタリアにあるらしい。
     これはキャラが犬であることにも大きな係わりがある模様で、
     宮崎駿は抵抗したらしいがイタリアからの強い要請に屈する形になる。
     そしてここからが更にややこしい問題いなっていて、
     徳間書店が「風の谷のナウシカ」との併映時のみという条件付で
     日本の権利元である東京ムービー新社から許諾を得たものらしい。
     因みに「天空の城ラピュタ」併映版というのもあるらしいが、
     こちらは映倫マークがある以外TV版と同じらしい。
   7.肝心の私が観たのは「風の谷のナウシカ」併映版の法だったが、
     上記の差分を気にしないという条件付でほぼ同じと言える気がする。
     あとは1話辺りの尺はほんの少し伸びているくらいだが、
     私程度の思い入れの人間でも違和感を感じる辺りは、
     思い入れが強ければ強いほどある程度の覚悟が必要なことを表しているのかもしれない。

■蛇足{netabare}
 何となく避けてきた作品だったが、

 ここまで違いがあるとは思わなかった。
{/netabare}

投稿 : 2016/12/04
閲覧 : 358
サンキュー:

17

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