天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
続私的アニメ感想簿39
1970年3月に公開された「東映まんがまつり」で上映されたアニメ映画で、その後、上映時間を短縮して1975年7月の「東映まんがまつり」でも上映さてます。
原作はエクトール・アンリ・マロの「家なき子」で、あの名作「家なき子」よりも早くアニメ化された作品なんですね。
いや~っ、あの「同情するなら金をくれ!」って、流行りましたね(って、それは安達祐実のドラマの方)じゃなくて、日本テレビで放送したアニメの方です(というか、ドラマも日本テレビだし、どんだけ家なき子が好きなんだ)
当然、日本テレビ版をイメージして観ると違和感感じまくりで、未見の方は注意して観てください。
しかも、こっちのカピはラストはともかくお荷物的な感じで描かれていて、最初はどこが名犬なんだって思いました(苦笑)
こうして感想を書くと、普通のアニメ映画なんですけど、この作品で特筆すべきは音楽ですね。
音楽を担当したのは木下忠司さんという方で、アニメに限らずいろんなドラマや映画の音楽を担当してます。
で、この映画で使われた音楽が、あのタイガーマスクの最終回「去りゆく虎」で使われているんですよ。
最初に観た時は気付かなかったんですけど、後で知った時はビックリしました。
昔は他の作品のBGMを使う事は良くありましたけど、この音楽があったからこそ、あの最終回がより感動的な仕上がりとなったと言えるでしょうね。