退会済のユーザー さんの感想・評価
3.5
物語 : 2.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
思春期が舞台の昼ドラ的なアニメ
【簡単な世界観】
海の中でエナという不思議な物を持ち、それを用いて暮らす海の人間と
地上の人間の恋愛模様を書いたアニメ。
もう少し掘り下げると
海で暮らしてた幼馴染4人組+主人公の姉の夫の娘とその友達(2)+漁師の家のイケメン(1)
で昼ドラ並みの片思いの連鎖、三角関係等の中で
結果どうなるか。という恋愛を描いたアニメです。
【感想】
【評価できる点】
・圧倒的な作画。
・神OP ED 特に一期のEDはこのアニメが知らない人でも
知ってるかもしれない。
・擬似的なコールドスリープの要素が有るため、
今まで脇役だと思っていたキャラが、眠らなかったためヒロインに格上げされるという展開が面白かった。
・登場人物の気持ちが上手く描写されている
【評価できない点】
・重要な物事を適当な理由をつけて強引に終わる事が有る。
------------以下例---------------
・展開を切り替える時「海神様の思いが~」という訳がわからない表現があった。終始一貫して謎だった・・・
ただ、これだけなら ああ、そうなので済む話なのだが、
この海神の思いが何故かシーンの都合に合った効能を発揮し、
物語の重要な事をこの「海神の思い」でサラッと片付けるのが本当に気に食わない。
・散々ヒカリの告白を受け入れず拒絶していた某幼馴染のヒロインがすぐ傍に居たからっていう理由で最後手のひらを簡単に返すのが気に食わなかった。
本当にどんな神経したキャラ設定だよ・・・
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・全体的に話の展開が遅くテンポが悪い。
これはBD売り上げからわかる通り
再び見ようと思わない要因に繋がると思う
・このアニメの最も大きなイベントの「おふねひき」の合唱が怖い。
なんぞこれ・・・
感動シーンにも流れるのは勘弁・・・
【これから見る人へ】
最初から最後まで誰が誰を好きで、好きな対象を誰に変えるか。
という恋愛がメインに描かれており、海と地上はそのための背景的な設定で、一応掘り下げられるが結局は主人公たちの恋愛に必ず結束する。
よって「物語を楽しむ」という話はなく「主人公たちの恋の行方」
を描いているため、総合的に脚本の質は主観によって大きく左右されると思う。
よってこの作品の視聴、評価が分かれる部分としては
「主人公たちの恋の行方」に興味を持ち、かつ
それを「26話の間見守れるか」という点になるかと思います。