やしうり さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
第1期と第2期をシャッフルして時系列順に並べた「ハルヒ」2009年版でハルヒの世界に初めて触れました。全28話。
「アンチオタク!アニメ!」だった過去の私。
アンチだったからこそとでも言うべきか、かつて「あにめ、はるひ」がちょっとしたブームになったという出来事だけは耳に入り、記憶の片隅にありました。
それから数年、゙アンチは好きの裏返じという世の理の通り「けいおん!」シリーズですっかり深夜アニメ好きに変貌した私。さて次に何を見ようかと物色している最中に真っ先に思いついたのが「ハルヒ」でしたが、「ハルヒ」はシリーズ物の常である素人お断りの取っ付き難さ(どれを見たら良いのかわからない)があり、今日まで見る機会がありませんでした。
機は熟し、この度ようやく全話視聴の運びと相成りましたが、しかしさすが大ヒット作品、久しぶりにミーハーな私のお気に入り棚行き作品に決定しましたよ!
{netabare}前置きが長くなりましたが、私は「ハルヒ」のスピンオフ作品「長門有希ちゃんの消失」をリアルタイムで見てしまい、ほのぼの日常系のつもりで長門有希ちゃんの愛らしさを楽しんでいたので、まさか本編「ハルヒ」がこんなにぶっ飛んだ作品だとは夢にも思いませんでした。心の準備も全く出来ていなかったので、何かの間違いかと驚きました。未だに信じられません。
これは壮大なメタファーだ、スケールのデカい例え話だ、って。きっと最後にネタばらしがあるんだ、って信じて最後まで見ていました(^.^;
だってあの長門有希ちゃんが…( ̄□ ̄;)エエッ宇宙人だったなんて!思いも寄らない。{/netabare}
その他の感想といたしましては、ほぼ毎回同一の内容・構成が8回続くのかと思っていた噂の゙エンドレスエイドも、全く苦にならず楽しめました。
微妙にセリフ・小道具その他が違ったし、何よりも長門有希ちゃんの一挙一動に目が釘付けで、長門有希ちゃんに思いを巡らせるとまた違った感情が湧いてくるという…。
本作品は、2009年版と2006年版の話数が入り混じっているようなので、作品中でキャラの絵柄の変化が見られて面白かったですね。
2009年版は、キャラの造形が今風の京アニっぽいロリロリした幼いものになっていて、萌えがハンパなかった(*^-^*)
最後に、作品中のセリフで思い出したわけではないですが、始めの数話を見た時点で「既視感」を覚えました。
厳密に言うと既視感ではないかもだけど、「ハルヒ」を見ないままにここ数年の様々な深夜アニメを見てきたので、その積み重ねた記憶を持った状態で「ハルヒ」を見ると、「ハルヒ」の設定や言動なんかに「既に視た感じ」がありました。
これは取りも直さず、「ハルヒ」が後の漫画やアニメに多大な影響を与えたという事なのかな、と思いました。
2009年版の方がやっぱり見やすくて、私の好みに合いました。
次はハルヒシリーズ「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」「にょろーん☆ちゅるやさん」を見ます!