セメント さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
作るよ!女子部!
2009年秋は本作と「青い花」が丁度同じタイミングで放送していた奇跡のようなクールでしたね。
<物語>
「青い花」は女性作家、本作は男性作家の描く百合漫画で、比べて見ると結構面白いです。
前者普通には異性愛も描かれて愛の形の一つとして同性愛があるみたいな印象を受けますが、後者はそれなりの葛藤もあって同性愛を特別視してる印象です。
私は後者の方が安心感があって好きですね。
<作画>
崩れる事も無く綺麗な作画ですが、動きが少なく地味かなとも。
<声優>
高部あいさんは出演してないようで、胸を撫で下ろす思いです。
<音楽>
主題歌は全て清浦夏実さんが歌ってますね、「スケッチブック」のOPの人ですよね。
OPは穏やかな曲、EDは元気な曲で、どちらも作品に合っていたと思います。
<キャラ>
純夏と汐は、二人とも拗らせてる感じが半端なくて最高ですね、汐に関しては同性愛が原因で苛められた過去を持つというのもまた。
それと蒼井あずさは良いキャラでした、自身も純夏に惹かれつつあったけど、二人の関係を応援し続けたっていう。
そんな叫びたくなるほど高級な百合アニメの本作ですが、女装男子が出てくるんですよねぇ、ちょっと論争を生みそうな展開でした。
私自身としては、脇役ならまぁこういうキャラが居てもいいんじゃないかなってくらいですね。
てか結構可愛いです。
女の子が手を繋いでるシーンを見ると胸が高鳴っちゃいますよねー。
このくらいのふんわりした関係性が、妄想の余地があって嵌りますね、あざとすぎないのが味噌です。