セメント さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
ニニギノミコト
原作は「狂乱家族日記」で有名な日日日さんのラノベ、ガガガ文庫から出てます。
ガガガ文庫は本作や「人類は衰退しました」など尖った作品が多い印象です。
<物語>
アマテラスの孫であるニニギは三種の神器を与えられて日本を支配します。
物語の主人公であるささみさんは、そんなニニギの子孫であり、日本の最高神ということになっています。
というか日本神話だけに絞っても十分設定が書けたと思うのですが、インド神話やクトゥルー神話も出てきたのは少し煩雑のように思いました。
<作画>
新房昭之監督とシャフトの組み合わせですね。
<声優>
良くも悪くも声優アニメという印象はあります。
ささみさん役には阿澄佳奈さんで、丁度「ニャル子さん」で盛り上がってる頃だったので、そういう層を取り込む思惑もあったんじゃないかと思います。
"あすみさん@がんばらない"なんてラジオ番組もやってました。
お兄ちゃん役に大塚芳忠さんというのも面白かったですよね。
<音楽>
EDの「浸透圧シンフォニー」、アニメの序盤はささみさんがほぼ歌っておらず、只管お兄ちゃんが喋っているだけってこともありましたが、あれってCD収録されてるんです?
BD/DVDの特典として普通に歌ってるバージョンが収録されてはいるみたいですけど。
<キャラ>
本作のタイトルを聞いて、一番最初に「天地無用」シリーズの砂沙美を思い出しましたが、まさか元ネタにしていたとは。
それと情雨は衝撃的なキャラでしたね、"たまにオチン○ンが生えちゃう性質"はパワーワード過ぎます。
日本神話を題材にした作品というと「BLUE SEED」や「カンピオーネ」がお馴染みですが、本作はバトル要素はそこそこに日常描写多めなので、どちからといえば「かみちゅ」や「猫神やおよろず」が近いんでしょうか。
設定はしっかり成されているようでしたので、日本神話が好きな人には刺さるんじゃないですかね。