剣道部 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
主人公最強過ぎる系w
[文量→中盛り・内容→考察系]
【総括】
神作画と優秀な原作が融合した、素晴らしい作品。
「ギャグバトルアニメ」というジャンルがあれば、最高峰だろう。
とにかく、「笑えるし、熱い」。是非観てほしい作品。
《以下ネタバレ》
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
とにかく、設定が秀逸。主人公最強系は好きじゃないけど、主人公が最強過ぎるとこうなるという、発想の転換ひとつで名作を生み出せるという夢のある作品。
全ての敵がワンパンで倒せちゃうから、苦戦や努力や協力、新技などといった王道の展開を使うことはできない。バトル面に見せ場は作れず、マンネリ化を起こしやすい。
でも、だからこそサブキャラの使い方を工夫している。無免ライダーなんか、その典型。本来、主人公で表現すべき熱い王道展開をサブキャラにやらせることで、うまくマンネリ化を防いでいる。
それに、戦闘のつまらなさをデメリットにせず、メリットにしているのが凄い。
戦闘に時間がかからない分、戦闘前のドラマに尺を費やせる。だからこそ視聴者は「ワンパンの中にもカタルシス(ドラマ)」を感じることができる。
正に、「画竜点睛」って感じのアニメ。
この点については、作画スタッフの力も計り知れない。私は基本的に作画へのこだわりは薄いが、もしこのワンパンマンをペラペラの二流作画でやったら、「ただの秀逸なギャグアニメ(セクシーコマンドー外伝すごいよ!マサルさん的な感じ)」で終わってしまい、熱さはなかっただろう(いや、マサルさんは一番好きなLEGEND級のギャグ漫画ですが)。
このアニメをギャグアニメ以上に昇華させたのは、間違いなく作画の力だ。
以前、ある漫画家さんが、「良いキャラの作り方は、少しの弱点をつくること」と言っていた。サイタマの弱点は、「筋力トレーニングしただけのただの人間だから、感知能力等は一般人並」というもの。この設定があるから、脇役の活躍できる時間を作れるし、ワンパンにドラマを込められる。
一見、「アイディア勝ち」「シュール」みたいに思われるけど、実のところかなり計算されて生み出された作品だと思う。
久しぶり、夢中になれたアニメだった。
{/netabare}
【各話感想(レビュー)】
サイタマにワンパンは食らいたくないんで、各話感想を全て20字以内でまとめてみました(笑)
{netabare}
1話目
「冒頭の映像美はただの前フリだぞw」
2話目
「20字以内でまとめていこう!」
3話目
「悪の巣窟の効率的な滅ぼしかたw」
4話目
「いっぱいおバカでちょっと深い」
5話目
「パーカーの文字がOPPAIだと!?」
6話目
「間接のパニックって、ボキャ天、寿w」
7話目
「格好良さも苦戦も脇役に譲ってあげる」
8話目
「魔法少女なんてホントもういいですからw」
9話目
「無免ライダーの格好良さ!」
10話目
「コ、コナンだと!?まんまじゃないかw」
11話目
「真面目なバトルはきっと前フリw」
12話目
「これ何て劇場アニメ? 2期期待大!」
{/netabare}
【余談 ~ タイトル没案 ~】
{netabare}
私は、本を買うときもタイトルはかなり気にします。タイトルとは、そのモノの本質を一言で言い表さないといけないからです。そういうことで、私もレビューをする際には出来るだけこだわりたいな~と思ってます(自分のセンスの無さにがっかりすることも多いけどね)。
ただ、この作品の場合は、今までにないくらいたくさん浮かんで、その分ボツ案も多かったので、成仏させたいな~とw
「主人公最強系の新たなるカタチ」
「ベテラン声優の無駄遣いw」
「挑戦こそ我が人生 by沢北」
「神作画の無駄遣いw」
「壮大な前フリw」
「もう格好良いの基準が分からなくなってきたw」
「友情・努力・勝利 なんてただの飾りですよ。偉い人には分からんのですw」
「僕のヒーローアカデミア、の対義語w」
「そのワンパンには夢が詰まっている」
{/netabare}