セメント さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
普通の麻雀させてーな
一応第3シリーズということになってますけど、「咲-Saki-」の2期という位置づけですよね。
相変わらず最高のアニメとしてこの世に君臨しています。
<物語>
咲さんがトイレで迷っている時に阿知賀御一行と鉢合わせする見せ方は面白かったです。
穏ちゃんも"私の倒すべき相手だ"なんて凄んでいたらそりゃ恐怖しますよね。
それから鹿児島要素の皆無だった永水に若干の方言指導が入っていたりしてます。
原作では居なかった準々決勝の実況解説が追加されていますね、戒能プロと佐藤アナです。
あとは闘牌描写と各校の様子が追加されているのと、お姉ちゃんが咲さんのことを気にしている様子が最後で描かれてるのが気になりましたね。
最終回のEDは、1期同様これからの展開を予感させる激動の映像になっています。
総括して、この準々決勝だけで1クールは妥当だと思います、アニオリも含めて丁寧に作られていたかと。
<作画>
小野学監督が"ライフワーク"と語るくらい本作に入れ込んでいることが分かります。
佐々木正勝さんのエフェクト作画は健在、はっちゃんの登壇がテレポート風に描かれていたのもポイント高いです。
キャラの目から炎が出るか、スパークが出るか、デジタルチックなのか、この辺も大分拘っていたように思えます。
<声優>
アニメ放送直前に、準々決勝組の声優発表が毎日一人ずつ成されていったんですよね。
予想してた方も多かったんじゃないかと思います。
永水は途轍もなく豪華、宮守もまぁまぁ、姫松は新人が多いけど関西出身で固めているといった印象です。
姫松は準決まで進むので、もっとベテラン声優で固めても良かったかなと思いますが、イベントなども精力的に出来るのでこれはこれでありでしょう。
物語の終盤で登場した瑞原プロに田村ゆかりさん、野依プロに柚木涼香さん、サプライズ登用の本内成香ちゃんに伊藤かな恵さんが起用され、声優の豪華さを再確認したのも良い思い出です。
激弱の成香ちゃんですら伊藤かな恵さんクラスの声優をあててきたので、有珠山の他のメンバーが楽しみです。
ただちゃちゃのんに松来未佑さんをあてたのはベストキャスティングだと思ったんですが、今後再登場するとどうなるんでしょうね。
一応マホ役の声優は本作で小岩井ことりさんに変更になってたり、まぁ新陳代謝の激しい声優業界ですから、これだけ人数を抱えていると管理が大変ですよね。
声優といえば、みはるんの声優がプロ雀士でしたが、大亀さんがプロ麻雀連盟に加盟して話題になりましたよね。
それと漫役の伊達朱里紗さんは、結構麻雀が出来るようでイベントごとで重宝されてますよね。
着々と女性声優界に麻雀を広めていますね。
<音楽>
本作は堅実に橋本みゆきさんを使ってきましたね、OPもシリアスEDも良かったです。
EDの「この手が奇跡を選んでる」は、各校の声優に歌わせるという今までにないもので良かったです。
是非とも次のシーズンでは白糸台に歌わせよう!
最終話の「Glossy:MMM」も最早安心感があります。
放送当時にJOYSOUNDでコラボキャンペーンを実施してて、関連の曲を歌うとポスターがプレゼントされるってので、昼間からカラオケに行って怒られた懐かしい思い出があります。
<キャラ>
準々決勝も最高のキャラが揃っていて、且つ名言のオンパレードなので、タイトル何にしようか物凄く迷いました。
咲さんの"全部ゴッ倒す"とかも捨てがたく、考えるとキリが無かったのですが、ここは末原さんの凡人台詞にしました。
私なんかはどの高校も同じくらい熱く推しているので、勝ち抜けが決定して嬉しい分だけ、敗北したことが悔しい、という複雑な心境で試合を見守っていました。
勝つ高校があるということは、負ける高校があるということで、こればっかりはどうしようもないので、彼女たちのこれからの健闘を祈る他ありません。
差し詰め本作だと、どのキャラも頻繁に再登場するので、その辺は救いだと思いますよ。
今年は「咲-Saki-」が連載開始されて10周年、「阿知賀編」の連載開始から5周年という記念の折です。
4月にファンが集まって「咲-Saki-」の歴史を振り返るイベントが開催されて、私も参加しました。
歴史を辿ってみて強く思うのは、本当に偉大な作品だなということです。
実写化も決まって益々の広がりを見せる「咲-Saki-」ワールド、今後も応援し続けたいです。