101匹足利尊氏 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
雑用のススメ
原作ライトノベルは未読。
鈍感ハーレム主人公のシナリオ展開に“雑用”を多用した本作。
雑用を甘く見てはいけません。
凡人は雑用を振られたら、ま~たパシリかよw面倒くせぇなぁ~w
とダレがちですがw
多様な依頼をこなす雑用には、新たな人脈と成功の可能性が詰まっています。
かの天下人・豊臣秀吉公も信長から猿と呼ばわれ雑事を振られる中で、
成り上がりのきっかけを掴んでいきました。
本作のハーレム主は、一見、人当たりが柔和、ナヨッとした雰囲気。
(それどころか雑用で {netabare} 女装しても違和感がないwルノちゃん可愛かったよw(笑){/netabare})
個人的に、ハーレム王たる者、
もっといつも堂々と漢(おとこ)を見せ付けてくれなければ納得できない。
そんな私は本作でも、しばしば主人公の爆発を願いましたがw
少なくとも、雑用に対して、嫌な顔をせず?
(いや…… {netabare}女装する時は、流石に狼狽えていたような……w{/netabare})
律儀にこなした点は評価できると私は思います。
パシリや雑用で腐りそうになっているあなたも、
愚直に雑用をこなしていれば、
美少女とお近づきになれるチャンスがきっと巡って来る!
……ことはあまりないとは思いますがw
まず、実直であることの価値を、
ラッキースケベに鼻の下を伸ばしながら再認識した次第ですw
展開は1クールということもあってか、比較的テンポ重視。
もう少し、キャラの心理描写が欲しいと思う場面もありました。
原作読めば、もう少し心情が分かるのでしょうか?
それでも、神装機竜の空中戦闘シーンはスピード感があって中々に壮観。
それらをリズム良く楽しめたので満足度はまずまずでした。
ただ、典型的なラノベのプロット構造の中で、
“最弱”の一点だけが、浮いているように私は感じました。
近年、一つのトレンドを形成した名ばかり“最弱”主人公と言うのは、
結局、使い倒されたラノベの王道展開を、
味付けを変えて再提供して楽しんで頂くための宣伝文句。
というのが、私の解釈。
ですが、本作の“最弱”は流石に無理があると思いますw
そもそも“最弱”の後に“無敗”と続けている時点で、
突っ込み上等のカウンタースタイルなのかもしれませんがw
好きなキャラはフィーちゃん。
{netabare} いつもポ~~ッとお菓子喰ってる印象の、
ピンク髪ツインテな巨乳・幼馴染み属性。
ゆるいテンポでリズムを狂わせる、よくいる緩急担当キャラですが、
今二つくらい噛み合わない、掴み所のない彼女との掛け合いが、結構癒やしだったりw
(と言うより、{netabare} 何で極めてナチュラルに主人公と混浴してるんですかw(笑){/netabare}){/netabare}