alpine さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
内容が分かる人には名作候補になり得ると思います。
独特のタッチの作画である。
作画崩壊(逆崩壊)が激しい回がある。
話の内容が難しい、もしくは分からない。
キモい、グロい表現がある。
この4点で折れてしまう人も多いのではないだろうか。
シュタゲをキャラものではなく物語として評価出来る人や
YU-NOをやり込んだおっさん世代なら良い評価ができると思う。
作品内でも言われるが、時間と次元(時空)これは全く別物であって
“自分の過去を変えても現在の自分が変わるわけではない”
簡潔に言うなれば“並列世界”作品で、「歴史は不可逆、時間は可逆」な物語。
シュタゲやYU-NOと違う点としては、主人公自ら次元に大きく介入していく話ではなく
別時空から介入してきた者たちによって主人公の次元が新しい未来に導かれていくという点
この辺りの並列次元物のSFにはつきものの
量子力学、相対性理論、質量保存の法則、因果律等は押さえてあるので
その手のネタが好きな人にはお勧めしたい。
(とはいえ、可能性の話でしか表現されていないので、本格的に勉強している人から見れば「下らないSF」とも形容できるが…。)
ウロボロスから察すると、その辺の科学的なものよりユング思想が強い作品なのかな?
キャラクターの人間関係もよくできていましたし
私ぐらいの中途半端な知識しか持ち合わせていない人間には十分楽しめる作品でした。
「未来なんかわかんねぇから面白れぇんだろ?」
マイベスト行きです。