Progress さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
普通を願う女の子を魔法少女にする話
OPのまといが子供っぽく見えます。作中よりも目が大きいのかな?
明るい雰囲気で、コミカルで、それでいて少女の成長を描いている。見やすくて良い作品です。
スタッフコメンタリー付きの本編がYou Tubeで期間限定で配信されていますので興味のある方は是非。
迫井政行監督インタビューを読んでから書いてます。
【和風魔法少女】
「魔法少女」を和風にアレンジし神様を纏う少女、「装神少女」という設定です。
日本で魔法とよべるものは、神通力、つまり神様の方がなじみがあるのかもしれません。(あるいは妖術か陰陽道か、その詳しくはわかりません)
八百万の神と呼ばれるように、神様が何にでも宿るという思想があったり、日本の神様に対しての距離はかなり近いものと考えると、神様を纏う、服として神を纏うというのは自然に受け入れられる設定なのかもしれません。(海外の一神教の方に神様を纏ってもいいか聞いてみたい)
デザインは、ゆまちんが日本っぽい変身時のデザインですが、まといの方は、どこか日本ぽさがありつつ、魔法少女っぽいですね。
日本ぽさは色の基調が白で巫女風に、赤は太陽を象徴したかったとのことです。
魔法少女の主人公のカラーリングが大体赤というのはあるでしょうね。
個人的にはまといの髪の色の桜色が日本ぽさがあって親しみやすいのかな。
【「変身」が普通を願う女の子を変える】
{netabare}
まといは普通の生活を夢見ています(公式の紹介文では)。
魔法少女になりたかったから、なりましたという作品とは違いますね。
「普通」を願う女の子に「普通じゃない」ものが降りかかる。望んでもいないけどなってしまった。それって不幸な出来事ですよね。彼女にとって解決したい問題。
ですが、どうしてもそれとは別に装神少女の力でしか解決できない問題もある。自分の幸福とは別に、誰かの幸福や「普通」のために解決しなきゃいけない問題。
自分の願いを後回しにしても、誰かの幸福を叶える、装神少女に変身することでそれが出来る。
いまはまだ受身のまといが装神少女に変身して戦うことを本気で決意した時、人としての成長を見ることが出来るのではないでしょうか。
{/netabare}
8話以降の感想(多分備忘録です)
{netabare}
まといは自分の願いを叶えるために変身するのか。
まあさすがに自己犠牲は行き過ぎた予想だったかな。
もう普通の生活が出来るのは高次元体と現世を切り離す解決を望むか、戦いで普通の生活を維持するという自己満足のどっちかか。
願いを力にするというが、神に願うというのは海外でも通じるのかね?神に祈るという行為は願うという行為なのか、願う行為が存在するのか?
日本語で祈る=願うという意味にはなるけど、海外の祈りの行為も願いなのだろうか?
願いの力が装神少女の強さになるけど、願いの強さが力の量になる感じかな。
10話でいきなり話の大きい展開持ってきたけどなんか・・・もうちょっとゆっくりやるもんかと・・・まといが高次元空間に行くって
{/netabare}