ぷれんばにら さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
活字が生き物に見えた作品
{netabare}2011年12月に発売されたブルーレイボックスで、全話視聴しました。
度々変わるヒロインや、たまに入るエロ、バトルシーンやドラマティックな展開等その演出はとても切れ味が鋭く、何度も観たくなるような面白さです。しかし、本作品と他の作品の最大の違いは「活字の使い方」にあるのではないかと思います。
原作の文章を画面を切り替えて次々に見せる演出や、キャラクターの台詞をあえて文字として映す演出は、私が今まで観たアニメの中ではなかったものです。映し出される活字に笑ってしまったり、また時に恐怖を覚えたりするのは、化物語ならではの魅力だと思います。
動き廻る活字たちは、それこそ「化物(バケモノ)」のようです。一見の価値ありの作品だと思います。
PS:本作品は、音楽を担当した神前暁氏の才能がこれでもかと発揮されている作品だと思いました。BGMは勿論、ヒロイン達の特徴を的確に表現したOPにも注目です!{/netabare}