退会済のユーザー さんの感想・評価
3.2
物語 : 5.0
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ガイゾックが間違ってる、もしくは「悪」とは限らない
なんというかガイゾックの言う「地球人が危険だから滅ぼす」というのも間違っているとは言い切れません。
実際に将来、力を付けた地球人が宇宙の星々や宇宙人をいくつも滅ぼしたり支配する存在になるか可能性もあるからです。
となるとガイゾックは正しかったという事になります。
あと、いつも思うのですが、いろんな物語の「悪」とやらが本当に「悪」なのか断定はできないものではないでしょうか?
例えば「まどマギ」でも「悪」とされる{netabare}「キュウベエ」が宇宙にエネルギーを散布しないと数百年くらいで宇宙は冷え切って生物がすめない状態になるかもしれません。{/netabare}
別の例として「ぼくらの」で「悪」とされる{netabare}「支配者」の目的は「増え続ける世界を消去する」{/netabare}というものですが。
これは支配者のエゴではなく、そうしなければ最終的には世界が飽和して何もかも消滅してしまうからかもしれません。
こういう悪の側の正当性の可能性は「ザンボット3」「まどマギ」「ぼくらの」に限った事ではなく
物事は「人間万事塞翁が馬」ということわざもあるようにスカッとした善悪二元主義ではないと思います。
まあ争いとか闘いとは「正義vs悪」というよりは「(お互いの)正義vs正義」が多いと思います。
いろんな物語で「悪とされる存在」の行為は絶対悪とかではなく、それなりの事情があった可能性が高いと思いますね。
勧善懲悪とか善悪二元論ってのはあまり正しいとは思えません。