蟹チャーハン さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ますますおもしろくなる任侠ガンダムは第二ステージへ!
このガンダムはおもしろい! な声も続出で、待望の二期がはじまりました。
自分も半年ほどレビューをお休みしていたのですが、地球での攻防の最新話を視聴して
レビューを書かずにいられない気持ちになりましたw
虐げられてきた火星民の主人公たちが鉄華団をつくりあげ、
搾取する側の世界へのし上がって行く~な一期から半年。
火星の鉱山の開発利権も手にし、安定した経済基盤を獲得したことで、
単なる成り上がりのならず者集団から脱却をはかるような展開になりそうです。
火星を本部にして地球にも支部を設立した格好になり、その影響力は確実に広がっている
わけですが、そうしたスケールの大きさを売りにした物語になるのかなと思いきや、
“わだかまりやコンプレックス”の塊のぶつけあいに終始して、
一期と変わらずに泥臭い面を強調してくれるのが素晴らしいですね。
ミカが笑顔になってはにかんで恋するとか、
オルガが大艦隊を率いたらつまらん! のです。
任侠映画に例えるならば、一期が組織のぶつかりあいの側面のある『仁義なき戦い』であれば、
二期は高倉健や菅原文太といったスターの輝きに期待したいです。
てか、最新7話までを視聴した限りでは、大きな出来事があったにもかかわらず、
上組織のテイワズとの関係にも疑念かひびがはいりそうな事件でもあったのに、
そこであっさりと後処理の決断を“信念を見届ける”てことで済ませちゃうのが
オルフェンズらしいところか。
学校の女子たちから「男子ってば~」なんて嫌味いわれてる姿が思い浮かびます。
いまのところ、現段階ではビームライフルの登場もなし。
飛び道具はミサイルのみで、斧とか巨大ペンチがメインで叩いてぶっ壊しまわるあたりに
男の子のガンダムらしさがあふれてます。