ちあき さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
現実(リアル)と仮想上(バーチャル)
ストーリーも良く、面白かったです。ソードアートオンラインの作品全体を通しては、個人的に第一期の前半が一番面白かったです。次点がこの二期の前半です。ゲームの死が現実の死。やはり緊張感が違いますね。誤解が無いように付け加えると、全体を通して面白い作品です。原作が小説で、第二期以降にも話があるようですが(私は原作未読)、この第二期まででもストーリーとしては区切りがついているので、その点は安心して見てください。
ちなみに、第一期「ソードアート・オンライン」、続いて「ソードアート・オンライン Extra Edition」、そして第二期「ソードアート・オンラインII」の順です。
【ソードアートオンライン全体を通して観て感じた事】
リアル(現実)もバーチャル(仮想上)も基本的には変わらないということでしょうか。
もちろん、現実と仮想(ex:ネット)を使い分ける必要はあると思います。現実には現実の良し悪しがあって、仮想には仮想の良し悪しがあります。でも、リアルでの鬱憤をバーチャル上で晴らすというように、現実での人間性と仮想上での人間性を分けるような、自分自身を使い分けるようなやり方は、自分を混乱させて、また病ませてしまうのかもしれないと思いました。要するに「道具を使い分けている」のか、「自分を使い分けている」のかの違いです。
ネットで出会おうがリアルで出会おうが、その出会い方が問題なんじゃなくて、結局のところ、自分の気持ちや態度、在り方など、自分自身が問題で、自分自身がどう向き合うかで、その出会いの意味も価値も変わってくるのかもしれません。自分がどう向き合うかで、その道具の意味もカチも変わってくるのかもしれません。人間として生きるということは、リアルもバーチャルも関係なく、そこで自分がどのように生きていくか。自分自身が問われるのかなと本作品を通じて感じました。