pister さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
改めて見たらすんなり見れた
放映当時途中で視聴断念したのだけど、自分でも分からないのだけどなぜか不意に改めて全話見ることにしました。
因みに視聴断念したのは8話、その前から湖川っぽいキャラやウラシマンの回でかなり視聴意欲が無くなって8話自体は殆ど流し見程度。
んで感想だけど、世間では1話は良かったけど以後失速って意見が多いっぽい?
で、そこでもうちょっとヒネて考えてみると…失速するためのトラップは既に1話に仕掛けられてた、って解釈はあるかな?
自分はまんまとそれにハマった口です。
要はどういった姿勢で視聴すればいいか見誤った、自分頭硬いのかなぁ。
具体的に言うと1話でトンネル突入する前、トンネルの入り口には廃棄物が沢山放置されていてそれを撤去する描写がある。
その後トロッコを「作って」トンネルに入るワケだけど…ここで「ああ、入り口にあった廃棄物でトロッコ作ったのね」って思ってしまった。
思ってしまったんですよ、残念ながら。
これがトラップ。
その後今度はデコピンメカが出てくるのだけど「あれー、これの材料はどうしたの?」というのが気になって仕方ないことに。
2話以降もこの「あれー?」って気持ちが頭から離れず、これといって資材もないのに巨大メカが出てくる度に首を傾げることに。
というか、初代ヤッターマンでさえ「三悪が詐欺で儲けてそれを資金に巨大メカを作ってーー」ってのがパターンだったでしょうに。
夜の~のほうでも一応詐欺をしようとするシーンはあるものの、失敗したり取り消したりで荒稼ぎはしておらず、
巨大メカ作成の資金・材料は謎なままに…。
初代ヤッターマンよりもリアル路線に思わせといて、初代よりもファンタジーってどういうこっちゃ?
せめてトンネルの入り口に廃棄物があるって描写が無ければそんな見方(視聴する姿勢)はしなかったのに…。
(単に自分が「あいつ~褒められた♪」って歌いながらメカ作るシーンを期待してたせいもあるかも?)
と、そんな感じで、1話は良かったのにといいつつ実は1話から失速する要素は仕込まれてます。
これから見てみようって方はひっかからないように気を付けてください、え?そんなの自分だけ?
そして改めて全話視聴した際、巨大メカはこれといった材料もなしに都合のいい時に無から生み出されるモノ、と思って臨みました。
そう思ってしまえば後は楽、別段辛いと感じることなく最後まで楽しく見れました。
中盤は確かに中だるみ…になるのかねぇ?
パロネタやってて元ネタ知らないと「だからなに?」としか思われない部分は多そう。
7話なんか海底発電所に囚われるまでの経緯とかひっどく滅茶苦茶強引な脚本だけど、ヤッターマンだと思えば一番ヤッターマンらしかったり。
むしろ開き直ってもっとパロ入れれば失速も今よりは抑えられたかも?
なんかパロ具合が中途半端だったような…おだてブタのタイミングとか爆発エフェクトとか。
挿入歌も腐るほどあるハズなのに…権利か?権利が邪魔してるのか?
でもって最終回、世間では作画がヘボいことが指摘されてるみたいだけど、個人的にはそんなことより…。
折角、やっと、ついにヤッターマン2号が登場したのに、あの変身シーンがないじゃーーーん!
ドロンジョが幼女になってしまったのでそっちのお色気シーンは期待できないのは分かってたけど、
2号のアレすら無いとか…な~にが「夜の」なんだ。
総論:富山敬が居ないと寂しい